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STO ― 昭和東京オペレーター物語 ―  作者: TAM-TAM
Final Stage.たったひとつの冴えた空中殺法
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あとがき&ネタ説明8

≪あとがき≫


▼ご挨拶


『STO ― 昭和東京オペレーター物語 ―』、これにて無事完結です。


VRMMOからパラレルワールド転移のテンプレをベースにしたとはいえ、色々とニッチなネタを詰め込んでしまい、正直なところ需要があるかどうか不安でした。

ブクマ100件貰えれば御の字の気持ちでしたが、蓋を開けてみると連載途中で外部ブログ様にご紹介頂きまして予想以上のPV数やご評価を頂くことができました。(これを書いている時点で、ブクマ285件、総合評価678pt)

ご紹介記事も大変励みになるもので、ニッチながらもちゃんと読んで下さる方がいらっしゃることに書き手としての喜びを感じました。


スコップ等でご紹介して下さった方々、ブクマやポイント評価で応援して下さった方々、そして何より貴重なお時間を拙作を読むのに充てて下さった方々に、篤く感謝を申し上げます。


以下、活動報告のネタと被りますが本作のこぼれ話になります。




▼文章について


あらすじやタグに「ハードボイルド」と入れておりましてこの小説はハードボイルド風味でお送りしております。

なので文体につきましてもハードボイルドっぽくなるよう意識して執筆しました。

具体的には「三人称視点で突き放したような書き方」「心情描写は踏み込まず、仕草等の見て判る部分で描写する」「ルビ多めで業界用語や専門用語を多用する」辺りです。他にも「小粋な台詞回し」なんかもハードボイルド物の醍醐味ですがこちらは筆力が追いついていない自覚があり、今後も勉強を続けたいところです。


前作が一人称でしたので書き比べてみた感じ、書き易いのは三人称ですがTS的に美味しいのは一人称のように思えます。STOを一人称で書くとすると堀井君を主役ポジションに据えるのが一番しっくりきそうですね(笑)

ただ今作の硬い文章はどうにも苦手のようで、執筆期間に顕著に影響しておりました。書き溜めも含めると2015年8月頃から執筆しており、ほぼ半年で12万字というスローペースでした。途中更新が不定期になってしまった点に関しましては申し訳ございませんでした。




▼キャラ名について


釘屋さんの辺りでお気づきの方も多いと思われますが、本作品ではキャラ名に声優さんネタを仕込んでます。

私自身はアニメは見る方ですが特定の声優さんのファンという訳ではなく、目的としましては「キャラの見分けをつけ易くする為」です。

この手のネット小説では日本人名を5人も10人も出すと読者さんも誰が誰かわからずに混乱することが多く、できるだけ「名は体を表す」的な名前が望ましいと勝手に思っておりまして。

以下、主要キャラの名前のルーツです。


島津 - 昭和のヒロインといえば「×リオストロの城」の×ラリス嬢ということで。

山路 - 女性人気の高い男性声優さんから。

緒賀 - ボーイッシュな女性、またはガーリッシュな男性で有名な方。

悠里 - 婦女子声優さんとして有名なY.AOIさんから。

神野 - 男性人気の高い男性声優さんから。


釘屋 - ツンデレで有名なあの方。

堀井 - 癒し系、ほんわか系のあの方。あとは他のキャラに比べて若いので声優さんも比較的若い世代の方を、と。

若木大臣 - 声に力のあるあの方。


狭間 - 強いおっさんで有名な方。

銀川総理 - 声の存在感と言えばやはり……

大原議員 - 敵役女性でお馴染みの方。

抹丘弁護士 - ゲス役で有名な方。


あとモブとか1話限りの登場の人とかは割りと適当に名前付けてます。『茶会』や『グングニル』のパーティメンバーは我ながら酷い。

“ゆさっ”の人は当初の予定以上に出番が増えてしまいましたので名前付けておけば良かったと後悔しておりますが先に立たず。




▼ギャップ萌えについて


「STO」はTS物としては魅力が乏しい・物足りないとお感じの方も多いのではないかと思われますが、一応拘りはございまして。

外見が美少女なのに中身は男らしい、そんなギャップ萌えというのはTSモノの魅力の一つだと思います。

そんな訳で本作ではギャップ萌えを結構あちこちで多用しております。

あらすじにある「ハードボイルドなネカマ」というのがその最たるものですが、世界観的にも「レトロな近未来」とか「登場人物は真面目に戦闘するのに世界観は突っ込みどころが溢れてる」とか、落差や温度差を感じて頂ければと思います。


最近は外見・内面共に可愛いTSキャラが主流のように感じますが、そんな中で原点に立ち返った漢らしいTSキャラに少しでも懐かしさとか昭和テイストを感じて頂ければ幸いです。




▼さいごに


改めまして、お読み頂いて本当にありがとうございました。

他にも長編や短編やエッセイ等を何作か書いておりますし、新作もまだまだ書きたいと思っています。

宜しければ、他の作品でもお会いできましたら大変嬉しいです。






――――――――――――――――――――――――――――――

Copyright (C) 2015-2016 TAM-TAM All Rights Reserved.

この小説の著作権は著者:TAM-TAMに帰属します。

無断での転載・翻訳は禁止させて頂きます。

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以下、「Final Stage.たったひとつの冴えた空中殺法」でのネタ説明・解説


【たったひとつの冴えた空中殺法】

SF小説「たったひとつの冴えたやりかた」(昭和60年=1985年発表)から。


決戦用兵装(びっくりどっきりメカ)

昔のアニメ「×ッターマン」でお馴染みの切り札。


【脱げば脱ぐほど強くなるあの伝説の武術】

昔のゲーム「×トルスキン×ニック」に登場した武術「裸×活殺拳」から。

脱げば脱ぐほど攻撃力が上がるが脱ぎすぎると羞恥ゲージが振り切って負けてしまうという微妙なバランスの攻防が魅力(?)のゲーム。


【「なら来週もう一度ここに来て頂戴、本当のセクハラを食らわせてあげるわ」】

漫画「×味しんぼ」でお馴染みの台詞「来週もう一度来て下さい、本当の◯◯を食べさせますよ」から。


【熱い心を強い意志で包んだ強化人間達が横一列になって歩き出す】

昔の刑事ドラマ「G×ン75」(昭和50年=1975年放映開始)から。

「熱い心を強い意志で包んだ人間たち」のナレーションと共に横一列で歩くオープニングシーンが有名。


【立体機動】

漫画・アニメ「×撃の×人」から。

迫り来る巨人の脅威に対抗する為に人類が編み出した空中殺法。


【本日天気晴朗なれども波高し】

日本海海戦(明治38年=1905年)での決戦前の通信内容から。


【「主砲斉射、三連!」】

スペースオペラ小説「銀×英雄伝説」でのとある提督の台詞から。


【インベーダーゲーム】

昔のゲーム「×ペース×ンベーダー」(昭和53年=1978年発表)から。

トーチカと呼ばれる遮蔽に隠れることで敵からの攻撃をある程度やり過ごせる。


【「さすが怪魚(テラー)の鱗、何ともないですね」】

昔のアニメ「×動戦士×ンダム」でのとある曹長の台詞から。

「さすが×ッグだ、なんともないぜ!」


【スカイラブ・タイフーン】

昔のサッカー漫画「×ャプテン翼」で登場した技「×カイラブ・×リケーン」から。

実際のサッカーで行うと反則を取られる可能性のある荒業らしい。


【* おおっと *】

昔のゲーム「×ィザードリィ」のメッセージから。

宝箱の罠解除を失敗した時など、あまり嬉しくない類のイベントが起きた場合に現れるメッセージである。

「!!ああっと!!」という派生形もある。


【ポケベル】

ポケットベルの略。1980年代後半から90年代前半にかけて主流だったら個人連絡手段。


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