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第1章 第3話 ゲート

はい。第3話です。全然進みません(笑)

もうすぐ、春休みです。学生の特権ですね。

お仕事の人は頑張ってください。

自分も頑張って書きます。春休み中に頑張って進めたらいいです。


では、第3話よろしくお願いします!

 「5、4、3、2、1」


 空也の大きなカウントダウンがあったがなにも起こらない。シーンと静寂に包まれてしまった。


 「おい!空也何か起こるんじゃないのかよ。まさかここに来て全部嘘とかそんなんじゃないだろうな!俺はそこまで優しい人間じゃないぞ!」


 「え〜ちゃん、待ってくれ!もうそろそろ何かが起こるから。嘘なんかついてへん。だからもう少し待ってくれ」


 空也はこっちの方を向き少し慌てたようで少々オドオドしている。本当今日は知らない空也ばっかり見てる気がする。

 しかし、1分以上たったが何も起こらない。


 「おいおい!もう待ってられんぞ。」


 自分でも気の短いような気もするが、もう限界だった。空也は何故か怒っている様に見えたが、それは俺に向けられた物ではない気がした。しかし、呆れて帰ろうと鞄を取りさっき来た道を折り返そうとしたとき急に正面から突風が吹き荒れた。


 「やっと来たか。」

 

 空也が大きな声で言った。俺はまた空也の方を向くと空也は少し呆れた風にしかし、ホッとした様な感じでいた。


 「待たせて悪かったにゃ〜。え〜ちゃん早よここまで来てくれや。」


 空也にそそのかされ、俺は駆け足で空也の横にたつ。相変わらず強い風だ。


 「え〜ちゃん今日はホンマありがとにゃ〜。これからもまたよろしく。」


 空也が少し小さな声で言った。

 改めて、空也にとってそこまで俺の力が必要と思っていることが分かり、正直嬉しかった。だが、ここからは簡単な道のりではないはずだ。


 「そう言えば、え〜ちゃん乗り物酔いとか、絶叫マシンが苦手とかないかにゃ?」


 「ま、乗り物酔いはしたことないし、絶叫マシンは大好きでもないが苦手でもないな。しかし何でそんなことを聞く?」


 「今から分かるにゃ〜。ゲートが開くぞ。」


 そう言うと、突風の強さが一段と強まる。枯れ葉は舞い、草木が大きく揺れる。台風みたいな風だ。すると

木の中央からバチバチと電気が走る。そしていかにも怪しく、アニメでみるような黒く濁った。楕円形上の何かが現れた。しかも奥行きがある様に見えるが先が見えない。不思議な何かだ。


 「さ、え〜ちゃん行くで、少し驚いたと思うがこの先こんなもんが普通に思える様なとこに行く事になる。それでもついて来てくれるか?」


 正直少し動揺している。詳細は聞いてなかったが、この先行くのは、現代じゃあり得ない世界だと思っていた。しかしこうもまじまじ見せられると、驚く物である。俺は深く深呼吸をし、


 「いいぜ。驚いたがお前の事だからこれから先も、もっと驚かせてくれるんだろ。覚悟はついたよ。しかし今日は本当に長くは行かないからな。」


 「そこは全然大丈夫にゃ〜。さっきの待ち時間より短いからにゃ〜。では行くぜ。3カウントで思いっきりこの中に飛び込んでくれ。いくぜー、さーん、」


 少し疑問に思った。


 「にー、」


 さすがに行く時間が短すぎると、


 「いーち、」


 しかし、聞く暇もないとも思った。


 「ゼロ!」


 空也のかけ声とともに、空也は俺の手をしっかり掴んで黒い楕円形の何かに飛び込んで行った。

 入った瞬間まぶしい光が目に入ってくる。さすがのまぶしさに目を閉じる。その瞬間正面から突風がまた起こる。しかし、先程の突風に比べたら、今の方が明らかに強く体が浮き上がる感じだ。すると、空也が


 「え〜ちゃん、怖いのかにゃ〜。目を開けてしっかり景色を見るにゃ。」


 と、少し小馬鹿に笑っているように言って来た。風のせいで少しかすれて聴こえるが、たぶん合っているだろう。

 俺は、ゆっくりと目を開けることにした。さすがに思いっきり開けるのは風も強いし、多少恐怖心もある。

しかも空也の小馬鹿にしている感じは何か普通じゃない事がある気がする。


 「はよ〜、あけぇや〜。」


 空也は待ちきれないようだ。


 「分かったよ。今から開けるさ。」


 俺はゆっくりと、ゆ〜くりと目を開ける。


 「わ〜〜〜!!!!!」


 覚悟はしていたが目の前の光景には驚いた。というより予想通りの光景なのだが実際体験すると驚く物である。

 状況を言うと、今、俺と空也は中に浮いている。そして、まっすぐ進んでいる。飛んでいるというべきかもしれないが、どっかのヒーローみたいに横向きになって飛んでいるのではなく、浮いているのだが、つっ立っているのである。しかも、意図していないのに進んでいるから飛んでいるとは言えない。

 周りの景色は、宇宙を連想させる様な景色ではあるが、惑星がある訳ではないが、まばらに大小の光があるのである。足下は底がない様に見える。こちらにも光がある。

 進むスピードは、原付くらいだろうか。充分な速さではあるが、とてつもなく速い訳でもない。けれど、風の強さからして体感以上の速さを感じる。目を閉じたとき少し不安になったのはこのせいか。

 よくよく見ると冷静になれるものである。最初に驚いたのが少し恥ずかしい。隣で空也は腹を抑えて笑うのを我慢している。


 「笑うなバカ!」


 俺は空也の頭を軽く叩く。


 「悪かったにゃ〜。プッ。けど今の驚き方は予想以上でオモロかったわ〜。」


 空也は笑うのを我慢しながら謝る。


 「それはそうと、今からもっとスピードを上げるにゃ〜。さすがにこのスピードじゃ着くのに時間かかるからにゃ〜。」


 「それなら早く言えよ。あんま長居したくないんだから。」


 「分かってるにゃ〜。では今から体を前に倒します。そしたらスピードがアップするにゃ〜。」


 「なんだ、そんだけか。ヒーローみたいになればいいのか。」


 先程思っていたことをやるらしい。やっぱりそれがいいのだろう。端から見ていてもそれがいいのだろう。

 関係ない事を思いながら俺は体を傾ける事にした。


 「ちょっ!え〜ちゃん待って!」


 空也が俺に向かって急に言って来た。しかし、こいつが体を倒せって言ってきたよな。と、思いながら俺は浮いているからやりにくいがなんとか体を倒した。その瞬間。


 「わぁーーーーーー!!!!!」


 先程とは比べ物にならない風が体を襲う。あまりの強さに驚いて目をつぶったがゆっくり開けてみる。

 足下に見えていた光が流星群のように線になって見えている。意を決して今度は正面を見る。風が強いため手を顔の前に持って行き、風よけにし、指の間で景色を見る。風のあまりの強さに顔が後ろに持って行かれそうである。

 前を見ると、やはり光が流星群のように線になっている。風がなければいい感じでゆっくり見たいものだ。

 風は強さを増して行き、体が左右に揺れる。今思えば、空也が絶叫マシンが大丈夫か聞いてきた理由が分かってきた。さすがに酔いそうな感じだ。

 そんな事を感じていると正面にひと際輝く光が見える。


 「なんだ、あれ?」


 その光はどんどん近づいてくる。いや、俺が近づいているのか。そんな事を思っているとあっという間に光が近づいている。

 まさか、出口なのか?そんな期待を持ってしまう。でもよく考えたらこのままではこのスピードのまま突っ込んでしまう。


 「おいおいおい!」


 体を起こそうにも風が強すぎて起き上がれない。悪あがきをしてみるが状況は変わらない。


 「わぁーーーーー!!!!!!!」


 今日、何度目の絶叫か?俺は光の中へ突っ込んでしまうのだった。

いかがでしょうか?

そうなんです。まだ着かないんです。

細かく分け過ぎなんでしょうね(笑)

盛り上がって来たらもう少し長く書こっかな。

ま、これからも末永くよろしくお願いします。

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