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第1章 第1話 謎(なぞ)

興味を持っていただきありがとうございます。

初投稿となります。作者のSSです。

ただいま専門学校でスポーツトレーナーの勉強をしております。

国語は得意ではなく、どちらかというと苦手ですが頑張っていきます。

誤字脱字、日本語がおかしな場面があるかもしれませんが、暖かく見守ってください。


それでは「こんな俺でも異世界を救う!」始めていきます!

 俺の名前は、公文くもん 栄牙えいが

 この物語の主人公な訳である。

 勉強は苦手だが、運動神経はわりといいほうだと思う。

 6歳の時から親父が剣道の先生で母さんが空手の先生をしていたので、剣道と空手を中学卒業まで習っていた。実力は自慢ではないが中学3年の時、全国で剣道と空手で2冠を達成している。

 身長は159㎝と低いせいか高校入学当時は、先輩によく喧嘩を売られたが、剣道と空手の経験があったおかげでなんとか負けは無かった。

 素手では2人同時に棒状のものがあれば3人同時に倒す自信はあるが、それ以上の人数ならトップぽいやつを攻撃し、他のやつが怯んだ隙に逃げてきた。

 今では、中学時代の噂が何故か広まったおかげで、喧嘩を売られることは無くなった。

 性格としては、父親の教えが『困った人に優しく、人として間違ったやつに厳しく、女の子は泣かさず』という教えを守って生きてきた。

 ま、簡単にいうと時には厳しく、時には優しく、約束は結構守る。真面目さんタイプだと自負している。

 前置きが長いと言う方のも見る方のも面倒なので物語に入っていこう。









 5月のゴールデンウイークを明後日に控えた帰りのHR。

 明日学校に行けばゴールデンウイークであり、浮かれないものなどいない訳である。

 

 「明日が終わったらゴールデンウイークだからって浮かれすぎんなよ。最後まで気ぃ抜かずにいけよ~。よし号令!」


 担任の声かけで日直が号令をかけ、今日の学校での1日が終わる。

 帰り支度をしていると、いつものようにあいつがやってくる。


 「え~ちゃ~ん。か~えろ~じぇい。」


 こいつは吉祥きちじょう 空也くうや

 高校生活が始まってすぐの4月10日に転校してきたやつで、家が俺の地区と一緒という偶然もあり、俺とともに過ごすことが多い訳で出会って1ケ月も経たないが仲良くやっている。

 身長、175㎝くらいで俺と10㎝以上違う。性格としては、良くいうと明るく活発。悪くいうとチャラくて少し面倒なやつってとこだろう。

 暇さえあれば筋トレをするらしく、細身の体だが筋肉質で運動神経はよく、俺と全然違うのは、頭がいいところだろう。

 いつもチャランポランして授業でも馬鹿発言をしているが、何故か最初のテストはオール100点だった。


 「空也。そんな毎日毎日言わんくてもいつもいっしょに帰ってるだろ。」

 

 俺は、あきれたような声で空也に言い返した。


 「いいやん。え~ちゃん。毎日毎日の繰り返しが友情のポイントとして貯まっていくんやないかい。」


 「はいはい。ポイントどんどん貯めてください。 琴御。帰るぞ!」


 「うん。わかった。」


 俺は、空也の話を適当に終わらせ、帰り支度を済ませるとある女子を呼んだ。

 こいつは、一条いちじょう 琴御ことみ

 家が隣同士であり、幼稚園から今までずっと一緒に過ごしてきた、いわば幼馴染という訳である。

 身長は168㎝で俺よりか背は高い。小さい子が好きらしく、今でも琴御の双子の小学生の兄妹とも仲良く遊んでいる。

 言ってなかったが俺にも中学生の妹がいるが、そいつも休日になると頻繁に琴御と遊びに行っている。

 性格としては、年下には優しく、同学年以上には攻撃的な面もある。

 攻撃的というのも、琴御は俺と一緒に空手をしていて今でも空手を続けている。中学の時は県で優勝。全国ベスト8の実力者である。得意技は正拳突きとハイキックである。

 話を戻そう。琴御も学生鞄に教科書などを入れ終え、いすから立ち上がる。


 「あんたらの会話はいつもくだらないよね。待ってるこっちの身になってくだらないことなら話さない!」


 琴御は鞄を持ってすこしあきれた口調でこっちにやってきた。


 「俺は好きでくだらない会話してる訳ではない訳で、こいつがいつも俺に話を振ってくるからだろ。」


 琴御がこっちにやってきたら3人で家路に帰る。これがいつものパターンとなっている。


 「いいやん、ことネェ。毎日やるルーティーンをしないと人間は少なからず不安感が生まれるんやでぇ。」


 空也は歩きながら琴御に反論している。

 こんなくだらない会話自体が空也がいう、3人のルーティーンなのだろう。

 自宅までの道のりは、高校から10分ほど先にある。駅まで歩き、電車に乗って3駅進む。駅からは自宅までは15分歩けば着く。所要時間は大体40分程度だろう。

 またまた話がそれたので話を戻す。今はもう電車を降りて家に向かって3人で歩いている。

 相変わらず、くだらない話をしている。


 「だからな、え~ちゃん。わいおもたんや。先生はやっぱりムッツリなんやな~って」


 「ムッツリはおまえの方だろ。」


 「私もそう思う。」


 2人で適当に空也の話に答える。そのとき、ふと思った。

 空也から真面目な話を聞いたことがない。さっきも言ったが、こいつは高校1年の4月10日に転校してきた。普通ならありえない時期だ。しかもこいつからなぜ転校してきたのか聞かされてないため謎のままである。


 「え~ちゃん。何を考えてるん?はは~ん。まさか自分もムッツリだとようやくわかったにゃ~。」


 「エッ!栄牙ってムッツリなの。」


 空也がまた変なこと言うから、琴御から変な誤解を生もうとしている。


 「琴御。空也の言葉を鵜呑みにするな。」


 「あはは、そうよね~。空也はそこまで変態なわけないか。」


 俺の言葉に琴御は思い直したらしいが、本気で俺がムッツリだと思い込んだような言い方だった。


 「じゃ、じゃあ何を考えてたのよ?」


 琴御は何を動揺してるか分からないが、話を続けさせた。


 「いや~、こいつから真面目な話聞いたことないし、変な時期に転校してきたのも不思議なままだし、と思った訳。」


 俺は空也を指差しながら、琴御に説明した。


 「あ!そのことなら私も不思議に思ってた。全然空也はその話しないし。」


 琴御もそのことは不思議に思ってたらしい。いや、クラスの全員そう思っているかもしれない。


 「あ~そのことかにゃ~。ま、ちょうどえ~ちゃんにそのこと話そうと思ってたにゃ。」


 空也は少し声のトーンが落ちてたが、決心してたかのように俺の顔を見ている。


 「え~なんで私には教えないのよ!」


 琴御が少し声を大きくして空也に言い返した。

 前に言ったが琴御は、同級生には少し攻撃的だ。いや、短気といってもいい。


 「スマン、スマン、こと姉~。詳しくは明日にでもえ~ちゃんに聞いてほしいにゃ~」


 空也は急に俺の腕を掴むと走り出した。

 俺はとっさに抵抗しようとしたが、体格さやパワーはこいつには勝てないし、こいつの謎が分かる訳だたら抵抗しても意味がないと思った。


 「空也、栄牙、明日覚えときなさーい!!!」


 遠くから琴御の声が聞こえるが、今は気にしないでおこうと思った。それより早く空也の謎が知りたっかったから。

 しかし、その謎が自分の運命を変えるものになろうとは、片隅にも思ってなかった訳だが・・・

読んでいただきありがとうございます。

いかがだったでしょうか、「こんな俺でも異世界を救う!」は!?

興味を持っていただけたらと思います。

実は始めたきっかけは、暇つぶしとワープロの練習にとなんとなく始めましたが、これから楽しんでもらえたらうれしく思います。

まだまだ始まったばかりなので頑張っていきたいです。

なかなか更新の間隔が広くなると思いますが、どうかこれからもよろしくお付き合いください。


軽く次回予告

空也の謎の理由を知った栄牙は選択を迫られる。

空也の理由をどう思い、どのような選択をするのか。乞うご期待!


次回 第2話「頼み(たのみ)」

よろしくお願いします。

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