表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/52

39 武士道

久々にMちゃんから連絡があった。

卒論提出にお互い四苦八苦していた12月前半

司書の資格試験のために死ぬ気で猛勉強していた12月後半

お互いのためにしばらく連絡をとらない方が良いね

となにやら倦怠期のカップルのような関係になっていた私たち。

いや、お互い依存しあわない自立したカップルなのだよ。


M「おはよう、そしてあけましておめでとう!」

私「おはよう。あけおめ」

M「最近どうよ?」

私「おみくじひいたんだけどさ、待ち人来ずだってさ。残念ながら」

M「待ち人来ず!(爆笑)でもまだ500円占い(自称原宿の母という占い師に500円で占ってもらったところ、秋冬に出会いがあるというお告げをもらった。しかし、家に帰って原宿の母と検索したところ、全く違うおばあさんが出てきたといういわくつきの占い)の期間中だから諦めないで!まぁ、紫苑ちゃんが待っているのが武士だとしたら…来ないかな……ごにょごにょ」

私「いや、役所広司か真田広之が目の前に現れてくれれば良い話だから、そんなに難しい話ではないはずなんだが…」

M「役所さんね。倫理の先生も武士とか大好きで、今日も映画忠臣蔵の役所広司が良かったって熱く語っていたよ。先生と紫苑ちゃんと気があうかもね」

私「いいね。その先生。武士っぽい?」

M「いや、ヒゲもやし」

私「じゃあいいや(爆笑)そういえば、テレビで戦国おもてなし集団だか武士団だかっていう武士のコスプレしてる人達がいるって聞いたんだけど、ちょっと会ってみたいんだよね!」

M「紫苑ちゃん!!テレビでやってたって、イケメン武将のやつでしょう!お前ら一般人が武将を名乗るな!!と思っていたよ、私は。確かにイケメンが多かったけど、あいつらには武士道の精神はかけらもないから騙されちゃダメだよ!紫苑ちゃん!!目を覚まして!!」

私「……はっ!そうか!言われてみればそうだよな……あまりに日常に武士との出会いがなかったから、妥協に妥協を重ねていた。確かに、ヒップホップにあわせて刀を振りまわしている奴らなんて武士にあるまじき行為だね。そんなことをしていないで能を舞え!というかんじだ!!ありがとう、おかげで目が覚めました。」

M「その通りです。本物の武士というのはあんな風に変に悪ぶったりしないものです。孤独に一人耐え忍ぶ寂しげな瞳、己の志に背く者は容赦はしない狂気を孕んだ彼の傷だらけのその手も、時に小さき命を守る優しさにあふれ、好いた女子を抱く時はこれほどにもない程官能が指先から溢れだすのだ。

その上戦以外で目立つことも嫌い、テレビなどメディアには絶対に出演などしない。唯一出演する時は自分の治める土地に敵が攻め込んでくる兆しが見えた時、彼は民衆を守るために自らの誇りを犠牲にして皆に危険を伝えるのだ。そんなわけで、武将たるもの全国放送のフ●テレビのニュース番組などには出ない。出るとしたらローカル放送だ!」


Mちゃんはここまでを一息で言うと鼻息荒く電話元でプシューと言った。

途中から、現代社会にも武士がいることになっているのが良い。

「妖精さんはいるんだもん!!」

という不思議キャラを売りにいている芸能人の何千倍も良い!!



でも確かに、人里離れた山奥とかで、実は武士は生活しているんじゃないかと思うのだ。

私たちが全く立ち入らない世界で武士がひっそりと天下統一をもくろんでいたとしても何も不思議ではない。私は、あるかないかもわからない武士の住む村を見つけたいと思う。見つけたら武士の元で奉公する。


今の日本、油ギッシュでタヌキみたいなおっさんたちに任せておいたって、良くなることなんてないと思うのだ。

今の政治の中心人物たちにはストイックさが欠けるというか、生活に強さがないと思うのだ。

こんな、何も政治に関してわからない小娘に言われる筋合いはないと思うのも当然だが、そんな何も政治に知識のない私みたいな小娘でも「これからの日本、ヤバいんじゃない?」と思うのだから、相当悪いと思ってくれて結構(って誰に向かって言ってんだ?笑)


本当に、日本はその昔武士が住んでいたのだろうか。

自らの誇りと意地をもって、譲れないところで魂と魂のぶつかり合いをする。

本気で人を信頼し、主君のために自らを犠牲にする精神だって持ち合わせていた。

そんな武士たちはどこへ行ってしまったのだろう。


今の日本人にその武士の気質は残っているのか?

本気で日本の行く末を考えている人がどのくらいいるのか?

意地と意地のぶつかり合いはしても、魂と魂のぶつかり合いはしていないだろう。


欲におぼれ、国をないがしろにして平然と自分勝手に「自分が正しい」と言っている奴ばかりではないか。


「俺はそんなことしていない」という奴は

「長いものには巻かれろ精神」だ。

権力の下で生きてる奴にはなんの為に政治家になったんだ?と問いただしたい。


そうじゃないだろう!

俺は長いものは好かん!短くぶった切ってやらぁ!!

と思う人はいないのか?


信頼となれ合いの違いを誰か(どこか山里に隠れた武士さん達)日本を動かすおっさんたちに教えてやってはくれないか?


むしろ、今こそ天下統一しちゃってください。

武家政復古の大号令、かけちゃってくださいよ。



話はかなりぶっ飛んでしまったが(就職氷河期に苦しむ友や妹を見ていると具体的に何も動かない、しかも動いたとしてもトンチンカンな方向に動かす政治家たちについ苛立ってしまった。)

本当に言いたいことは、


武士さん、私をさらいに来てvvvv


ということなのである。

いつでも武士さんと儚く美しい恋をする準備はできている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ