表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/52

31 お色気ムンムンサンタクロース

卒論、終わりました。

この私が!!いつも、課題の提出日ぎりぎり提出すれば良い方のこの私が、12月15日締め切りの卒論を12月10日に提出したのであります!!

うへーい!!

やればできる子、私!!

天才、私!!

神童、私!!!!

……親を含め、いろいろな人に提出日前い提出したことを自慢しているのだが、

「ふぅん」

「へぇ」

など、炭酸の抜けたスパークリングウォーター(つまり水)のような反応しかしてくれない。しかも、「あんた、それより進路どうすんのよ」

と私の一番触れてほしくない繊細なスウィートスポット?を針で突くように、もしくは、えぐるように聞いてくる母。


私はただちょこっとほめてもらいたいだけなのに……

おほめの言葉、大募集中です。




はやいもので、もう師走です。師匠走る師走です。

町が色めきだしている今日この頃ですが、私の心は荒みだします。

ケッ

なにが、サンタクロースだ

なにが、ジングルベルだ

なにが、プレゼントだ

なにが、イルミネーションだ


キェェェェ!!!

チカチカ光る大もみの木の前で待ち合わせするバカップルの目の前で踊念仏唱えながら

「ツリーにさがる丸い球はなんだかしってるかい?殉教者の生首を模したものなのよ!それ!ジングルベール!!ジングルベール!!」

とかやってしまいそうで自分が怖い。

理性の糸よ

持ちこたえろ


そんなことを考えながら下北沢でランチをする私。

オムハヤシセットをご注文。

爽やかな笑顔振りまく店員(男)と寡黙そうなキッチンのボーイが眩しいぜ。

目を細めつつオムハヤシを受け取り一人カウンター席に陣取る。

ここなら店員同士(男)のいちゃつきが見えるのだ。

※男同士のいちゃつきならば、むしろ大歓迎。

しかし、爽やか店員の魔力にやらたのか、女子大生が私の手前に座ったために、視界が遮られる私。

キェェェェ!!

癒しを奪われた私は店内にあるテレビに映る映画を見ながらの食事になった。

流れていた映画は「ナイトメアビフォアクリスマス」骸骨のジャックが出てくる話だ。

なんか、暗くて嫌な映画だなぁ。お化け怖いし。

なんて思って見始めた私だったが、どうゆうことか心臓が痛みだす。

あれ、あれ、あれれ?

どうしたの、この胸の痛みは……

まさか、あの骸骨の動きに関係あるわけじゃないでしょうねぇ。

まさか、あの骸骨の動きがやたらとセクシーだから、私ときめいちゃってるわけじゃないでしょうねぇ。

その通りでやんす。

特に私が悶えて、オムハヤシを口からボロボロこぼしながらも画面から目を離せなくなったシーンは、クライマックス、サリーちゃんが月の見える崖みたいなところで歌を歌いながら花弁をポイポイしているところに、ジャックが「君しかいない」みたいなことを歌いながら近づいてきてサリーちゃんを優しくなで、包み込むというシーンでる。

あの手足が恐ろしくながい骸骨のジャックがサリーちゃん近寄るシーン

いろっぺー!!!!!

いやはや、骸骨なのに、なんだあの色気は!!!

たまんねぇな!!

クリスマスで、ラブストーリーという、私が大嫌いな要素がてんこ盛りだというのに、思わず私は色気に負けて、鼻息で紙ナプキンを女子大生の元まで飛ばしてしまったよ。


やっぱ、女にもてる男が持っているものっていうのは

「色気」

なんじゃないかと思うのだよ。

「色気」ってのは、「優しさ」とか「見た目の良さ」とかそういうのとは違って、努力次第でなんとかなるものじゃない気がする。「色気」を無理やり出そうと思えば、わざとらしくて「ナルシスト」という称号を与えられるしね。

女の「色気」と男の「色気」も違う気がする。

女の人に「色っぽい」「艶っぽい」というのは、「化粧」によるところが大きいそうだ。特に口紅。

口に色があることで「色っぽい」口に艶があることで「艶っぽい」ってな具合だ。

ちょっと下な話で恐縮だが、男の人にとって、女の人の艶っぽい口はものすごくセックスアピールになるらしい。その訳は、口というのは女の人の性器に例えられるからで、濡れているということは自分に興奮していることとみなされるらしい。

女はそれを無意識にわかっているから、口をグロスでテラテラさせているのだ。

と聞いたことがある。

だけど、男の色気はどこからくるのだろう。

男が口紅を塗ったりすることって普通の生活をしていたら、まずないことだよね。

男の色気は、自分の力じゃどうにもならない何かが影響しているんだと思うんだよね。

それは、身体から滲みでるようにして感じられる。

骸骨のジャックが色っぽいと感じるってことは、肉体が影響しているわけではないのかな……


あえて、見た目に現れるところで無理やり私にとっての男の色気を表現するのであれば

「手の動き」と「視線」

である。

それも、大きな手が繊細に動くとかそういった、細かい動作

視線も、媚を売るような視線じゃなくて少し目線をずらして、元の視線にもどってくる黒目の動きとか、ものすごく細かい部分だ。

やっぱり、意識してやっているとは思えない部分に色気を感じる。

男の色気……

奥が深いっすね

今年のクリスマスは、男の色気についてひたすら考える日にしよう。

勉強材料に、ナイトメアビフォアクリスマス、レンタルしてこようかしらね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ