13 魅惑のコリアンタウン
先日、Eちゃんと東京は新大久保、日本の韓国に行ってきた。
韓国を愛でる私たちにとっては、家電好きの聖地秋葉原と同じくらい神がかった町、新大久保。
山手線を駆使し、いざ新大久保に降り立つと感動の嵐が吹き荒れ、幸せの津波が押し寄せた。
腹が減っては戦はできぬ。ということでまずは韓国料理店へ。
私たちが入った店は韓国料理のランチバイキングの店。
Eちゃんは大量のチヂミを食していた。
私は大量にトッポギを食した。
気づけば、周りのお客さんほとんど韓国の人。
飛び交うのは当たり前のようにハングル。
新大久保の醍醐味を身を持って感じる。
そしてトッポギを貪り食う。
Eちゃんはチヂミを追加していた。
店内には韓国のCMが流れていた。
その内容は、保険会社のCMだった。
ハングルはあまりわからない私たちでも、CMの内容が分かったのは、日本のアリ●のCMと酷似していたから。
韓国人のおばあさん74歳が、この保険は掛け捨てじゃあない!!みたいなことを言っていた気がする。
韓国人のおじいさん67歳が、持病があっても大丈夫!!!みたいなことをジェスチャーを交えて言っていた気がする。
そんなこんなで、私たちは猛暑の中、若干のニンニクのスメルを身にまとい、聖地新大久保を巡礼する。
まず、第一のお目当てはK-POPアイドルのグッズが売っているお店。
私の好きなアイドルは結構たくさんあった。
極貧生活をしているこの身では、グッズを買うことはできないが、(400円のキーホルダーさえ買えない所持金)見ているだけで癒された。
そして、イ・ビョンフォンの胸筋がすごすぎて笑えた。
リアルにシャツの前ボタンがはち切れそうだった。
Eちゃんは、イ・ビョンフォンの写真を買おうか迷っていたみたいだけれど、しっかり理性が働いたようで、ビョンフォンは買わず、Eちゃんが好きなアイドルのメモ帳を買っていた。
店のレジには、アイドルの写真がプリントされた枕カバーを買っているおばさんがいて、年齢関係なく女性を虜にしてしまう韓国のアイドル達のすごさを改めて感じる。
好きな芸能人のグッズを買おうと思うのは、中学生くらいで卒業するはずなのに、あまりの魅力に、そんなこと言ってる場合じゃなくなるくらいに飲み込まれてしまう。
恐るべし韓流!!
韓国の歌番組をダビングしたDVDを売っているお店でフガフガしていると、猛烈にトイレに行きたくなった。優しいEちゃんは、トイレの場所を韓流スター等身大パネルに聞こうとしていた。
その優しさは神がかっているとしか思えなかったけれど、等身大パネルと気づいて立ち止まったEちゃんの様子が脳裏から離れなくて、私は笑ってしまったよ。そうしたら、余計にトイレに行きたくなってしまった。
結局、その店にトイレはなく、近くのドン●で用を足した我らは、先ほどの店に戻り、韓国語の参考書を読みあさった。
そこには、私たちの興味を掴んで離さなかった一冊の本。
『男と女の韓国語会話』
この本には、男女の出会い、初デート、両親と会う時、結婚、出産、離婚…
などなど、実際の恋愛活動に関わる会話集が載っている。
もちろんムフフな会話も載っている。
そこを、スルーする私たちではないことは、もうお分かりであろう。
感情こめて、朗読してみることにした。
「**********」
(あなたの、とっても元気ね)
「*********?」
(もう、限界だ…入れてもいいか?)
「**********」
(とってもいいわ)
「*******!!!」
(最高だよ!!!)
などなど…
感情が高ぶり、ヒートアップする私たち。
大丈夫、ここは韓国ではあるまいし、韓国語がわかる人なんているわけが…!!
「オソオセヨ~」(いらっしゃいませ~)
そうだった。ここは天下の新大久保だった!!!
周りを見渡せば、韓国語を操る店員で溢れている。
一気に恥ずかしくなり、何事もなかったように本を戻しコーナーを離れる私たち。
ふぃ。危なかったぜ!!
公然わいせつ罪で捕まりかねないぜ!!
新大久保を満喫した私たちは、帰りの車内で何人かいる好きなアイドルの誰と結婚したいかの話で盛り上がった。
私「じゃあ、YとH、どっちと結婚したい?」
E「うーん…今は、Hかなぁ……でも、Yも捨てられない!!」
ものすごく悩む私たち。
E「…タフ…」
え!?それって、それって!!
さっきの本、まだ引きずっているのかしら??
まぁ、ピーは弱いよりは強い方がいいよね。うん、確かにね。うん。
でも、選ぶ基準そこかよ!!
と、Eちゃんの爆弾発言に大爆笑した私だったが、Eちゃんが言いたかったのは、一夫多妻制の逆、多夫一妻制が良いということだったそう。
猛暑とほのかに香るニンニクスメルと韓国スターの魅力溢れるその肉体(結局は体目当てなのか?いえ、もちろん、顔も好き。そしてなにより男同士で仲の良い彼らの素が決め手)によって、私たちの脳内にバラが咲き乱れた一日になった。
また、会いに行くよ。




