能力“創造“
まずいな・・・目眩がするほどまで疲れが来ている・・・
まず、授業を聞くことは諦めよう。幸いにも、次に授業の先生はあまり怒らない先生だ。
さっさと寝てしまおう
とその前に、状況整理をしよう。
議題は、「なぜ疲れがこれほどまでに来ているのか」だ。
考えられるのは、能力からくる疲れだ。
まず、能力を使った後に数分程、経つと急に体が重くなった事から、何らかの関係はあるだろう。
・・・やっぱりめんどくさい。もう能力だと断定していいだろう。じゃないと色々とおかしいからな。
もう眠過ぎて倒れそうだ。さっさと寝てしまおう。詳しい状況整理は起きた後でやるか。
「おい!西川!起きろ!」
あれ?あの先生はあまり怒らないのに、寝ているだけで怒るのか?
いや、声が違うな。これは、国語の先生かな?
「ふぁい」
「いつまで寝ているんだ?!」
「え?!」
寝過ぎてしまった!
「お前・・・大丈夫か?」
「はい!大丈夫です!」
「なら、なんで寝てるんだ」
「それはその・・・寝不足で・・・」
「何だと?そんなことで寝るくらいなら、家で寝ろ!」
「すみません・・・・」
能力なんか使うんじゃなかった・・・・
まあ、能力の把握と、ある程度の眠気を無くせたから、結果オーライ・・・と思っておこう。
とりあえず、能力のことは家に帰ってからにして、今は授業に集中するか。
いやまあ、あんなに凄いことがあったのに、集中できるわけがないだろ・・・
怒られるのはまずいから、聞いてるふりぐらいはしておこう。
家でやろうと思っても、やっぱり早めに使いたくなるんだよな。能力って・・・
いいや、眠くなっても、何とかなるだろ!
・・・ならないだろうな。
まあ、気になって集中できないから同じだろ!
じゃあ、まずは創造の能力から使ってみるか。
・・・何を作ろうか?
できるだけ、他人にバレないようなものがいいな。
バレると、今後厄介なことになるだろうし、神もどきに色々言われそうだ。
まあ、安直に、シャーペンを作るか。
と、その前に、前回のようにならないように、構造を調べよう。学校のタブレットで。
なるほど、意外と簡単だな。能力を使わずに作るのは、俺には無理だろうが。
俺は、シャーペンの機構を集中して、思い浮かべながら、能力を使った。
できたぞ!。
あらかじめ、机の中に入れていた手を引っ込めて、手の中にある物を見てみると、
そこには、シャープペンシルがあった。
「よし!」
声を抑えて、喜びを発散させる。
機構を見えるように、ケースを透明にしといてよかった。
「・・・どれどれ」
試しに、シャーペンをノックしてみた。
すると、少しずつ、親指に押されて、ノックカバーが下がって・・・途中で止まった。
・・・だろうな。簡単な機構にしていうるシャーペンでも、許されない歪みが生じているのが見てわかる。
これは、本当にたくさん、やって行って慣れていくしかないのか・・・
見たところ、前の創造した物よりかは、心なしか綺麗になっている気がする。
よし。創造の力を使うのはここらへんでやめておこう。やっぱり、後が大変だと困るからな。