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リュウの街  作者: 稲田ざうるす
3/16

意気地

暖かい…植物のいい匂いが鼻を掠める

草原にいるようだ‥

ん?草原?

恐る恐る目を開けると昼下がりの草原に横たわっていた


「ん、あ、私なんでこんな…」


ムクリと体を起こすとガサガサと音がした

音のした方を見ると何かが小刻みに震えている


「だ…誰?」


呼びかけるとそれは姿を現した

目を疑った熊だでもほんとにクマなのか?

黒や茶の色のクマなら知っている

だが、知らない、黄緑色のクマなんて、聞いたことも見たこともないんだもの

いや、今現に目の前にいる


「うぁっ」


後頭部を打ったみたいだ

頭が痛い

もしかしたらこれは夢かもしれない

黄緑色のクマなんて見たことないんだもの。


「あのぅ」


喋った

クマがしゃべった

やはり夢だぶっ飛んでる


「もしかして人間?」


こくりと小さく頷くと

500円玉を拾ったかのように嬉しがっていた


「名前は?」


熊にきからたので口ごもりながらも


「ふなべり、船縁(フナベリ) (アキラ)


熊が笑った

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