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「おともだち」

おともだちっていうからお友達だと思っちゃったよぅ。

おともだち、という言葉。

あれは何だったんだろう…と思い返します。

ああ、あれは、「仲良くしてね」「こんにちは」という意味だったのだなと今は理解している。

わたしはそういう理解がとっても遅くてとぼしい。




おともだちだよねえ、と他の保護者がわたしの子供へ言うのを見て、「あ、友達なんだな。初対面なのに友達なんて言ってくれて、とてもフレンドリーな方だな」と感じたわたしでした。

そして次にそのかたを見かけて声をかけると、驚いたような表情をする。

一昨日の公園でのいっときのことなんて、忙しい子育ての毎日なんだから当たり前に覚えていなかったのかもしれない。

あれ?何だろう?と不思議に思う。

こういうことが何回も起きるうちに、わたしが馴れ馴れしかったのだと気がつきました。

相手がどういう意味でおともだちと言ったのかを私は考えていなかったのでした。



あの「おともだち」は、挨拶としてのおともだち、一緒にうちの子と仲良く遊んでね、という意味で使っているのだとやっと気が付いたのでした。

しかも子育てがそろそろ終わるよーというタイミングで。


平和な日常において、

敵はいない!

おのれの信念に基づき認知し得る光景が広がるのみ!

というのはまさにと思ったのでした。


嫌われちゃったのかなあ、と思ったものですよ。

一昨日はあんなになかよくしてくれたのに、わたし何かしたのかなあ。

などと思って原因探しをするので毎日がアンハッピー。だがしかしラッキーではありました。

(アンハッピーなのにいつもなんとなくラッキーだからけっきょくはなんとなくハッピー。ここが私らしいところです)





おともだちと言えば、小学生の頃にクラス目標というのがありました。

初年度にみんなで決める目標です。

あれは、決めるほど達成されなかった記憶があります。

これまでのクラスでは例えば

みんな仲良し

みんななかよく

なかよくしよう

という目標がありましたが、どれも達成されなかったと思います。

理想を目標にすると達成途中で飽きてしまうことは多い気がします。

仲良くするには何が必要か?具体的なアクションを

目標にした方が良かったのではと思います。


みんななかよく

したいのであれば、みんなそれぞれ自分を褒めようとかね。自分や周りの個別のものに対して堂々とできていると嫉妬がわかない。あの人はああで、わたしはこうで、と比較して終わりになるのではないかなと思います


あなたはあなたね

わたしはわたしね

あなたはこれができないね

わたしはこれができないね

あなたのここが好きだな

わたしのここが好きだな




「おともだち」は多義語なんだと、あのときの私にささやいてあげたいです。

あなたはきっとお友達と思ってるし、あのひとはたぶんおともだちと思ってる。少なくともなかよくしようとしてくれたことへ気持ちを向けた?

解釈違いでケンカなんて、ありふれた平凡なことをあなたがしなくてほんとうによかった。


そう。ほんとうによかったと思います。

おともだち、家族、夫婦など人との関わりに名前がついている言葉がありますが、

わたしにとってはどういうものなのだろう?と考える機会が多くなりました。

仲良くしたいしみんなが自由でいて欲しいから。

あなたはあなたのままでわたしはわたしのままで、家族に夫婦に、おともだちになりたい。



自分なりの解を持っておきたいものです。

根底にある信念によっておともだちは作られるのかも。

攻撃されたくないときは友達は作るものかも。

仲良くしたいときは友達は出来るものなのかも。

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