表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/28

日々是エッセイ【自分と会議】

同時に多数の場にわたしがいる、という感覚。

同時にというのはこの一点の今に繋がった感覚。


脳や想いのなかで映像をつくるというよりは、自分がふわっとした煙のように膨らんで感覚がどこまでも延びて行く感じで、多数の場にわたしがいるのを確認できた。

ふしぎの国のアリスのように、巨大化が進んで部屋のなかぎゅうぎゅうに感覚がのびていく。

外界を隔てる皮膚がほどけて内側から咲くようにも感じる。

熱が高いとき、一心に取り組んでいるときにこの感覚はおきた。自分を見失うので、わたしはここ?とよく自問したものだ。


部屋いっぱいに自分がひろがってしまう感覚には病の名前がついているそうだが、そういう見方もできるのだとおもう。


同時に多数の場にいるわたしは、それぞれ様々な音がする。

音を頼りに姿を付与するとはなしやすい。

だけど音だけでも大丈夫。

お互いに微笑む気配がある、それだけで情報はクロスして互いに有することができるようだ。


エンターテイメントとして個人的に使うのならばなんのもんだいもないこと。

真偽や再現性は、ここでは詮ないこと。

わかろうとすることを保留にすることで得ることは多い。

揺るぎのない間違いのない絶対的なものを渇望するその理由は意外とささいなもので、ひとことで言うならば安心したいことへの探求なのだと自分のことを振り返りそのように思う。


理解できないことへただ寄り添う、ただ観察する、ただ知ることは

幼い頃の自分から教えられたことのひとつだった。


複数の自分との会議はおもしろい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ