表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/61

第六十一話 返信

 ――先生、お手紙ありがとうございます。

 お元気にされていると聞いて、本当に安心しました。


 きっと先生なら、素晴らしい魔法学校を創り上げると信じています。

 私もぜひ、そこへ通ってみたいものです。


 しかし……どうやらそれは難しそうです。


 この手紙が貴方に届くかは分かりませんが、でも、一縷の望みに賭けて、送る事にしました。


 まず、帝都の現状をお伝えします。

 先生が居なくなった後、帝都では明かりが途絶えました。街を支配していた魔法陣が、誤作動を起こしたんです。きっと、魔力の小さな狂いが原因でした。

 結果、帝都中の魔力が混乱し、街灯への魔力供給が寸断されたのです。


 人々は賢者に修復を頼りましたが、いつまでたっても終わりませんでした。……先生のシステムを、他の賢者たちは完全には理解できていなかったようです。


 魔力供給の寸断は、あらゆるところに影響を及ぼしました。水の浄化も止まり、水道には汚水が流れるようになり、災害防御の結界も崩れ落ち、下水が街中に吹き出てきました。


 帝都では暴動が頻発しました。街は荒れ果て、殺人が横行しています。


 しかし、それだけでは終わりませんでした。


 一か月前から、街に謎の疫病が蔓延りだしたのです。

 感染力、死亡率共に強力で、治る可能性はほとんどゼロ。薬も無ければ、有効な治療魔法も編み出せていません。賢者たちは全くの無力で、学園に引きこもっています。


 疫病は帝国中に広まりました。

 道端には死体と、痩せこけた病人と、嘔吐物が散乱しています。


 皇帝陛下は国から逃げ出したとの噂です。賢者たちも、隠れて何もしてくれません。学校の生徒たちにも病気は蔓延し、私の知り合いも何人か死んでしまいました。


 私もいつ感染するか、分かりません。


 先生。どうかお元気で。

 もし生きて王国へ渡ることが出来たら……私も、先生の魔法学校に通いたいものです。


ここまで読んでくださってありがとうございます!


次以降は第二部という事になると思いますが、書きあがってから投稿するので暫く期間が空くと思われます……。

という事ですので、ひとまず物語はここでひと段落とさせていただきます。


改めまして、読んでくださってありがとうございました!

よろしければ、ブックマークや評価、感想などしていただけたら幸いです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] エルトールを、追放した事で起きてしまった出来事・・・。 そりゃあ、あのクズ賢者達じゃ、解決出来るはずもないんだし・・・。 因果報応、自業自得。 全てをエルトールに任せておいた事自体が、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ