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ギルドギア  作者: ぺぺ
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第1話 出会い

皆さん初めましてぺぺです。

初めての作品です。

ダンまちがかなり好きなので寄ってますがオリジナルにしますので暖かい目で見守って頂けると嬉しいです。

文章に関して誤字脱字がありましたら教えてください。

コメント貰えると嬉しいです!!


ここは、大都市ナトル。

様々な種族が生活する場所。

この世界では、このオラリオの他に「輪の国」「ドラン」「ラティス」「マギド」そして「ナトル」

それらを五大都市と呼んでいる。


そしてそれぞれの都市に存在する迷宮「ダンジョン」と呼ばれているものがある。

ダンジョンを攻略する者たちを冒険者と呼ぶ。

そんな冒険者達の物語である。


------------------------------------------

「ん…朝か。」

重たい瞼をこすりながら体を起こす少年。

外見は白髪、目はダークブルー、体格は小さく痩せていて、身長も低い


「今日もダンジョンに行かなきゃ」

そういうと少年はダンジョンに行く準備をし始める。


その音で目が覚めた少女

「んー···ネルもぉ行くの?」

美しい黒髪を邪魔そうにかき分け

布団の中で目も開けずに少年に声をかける。


ネルと呼ばれた少年はこの世界でいう冒険者である。

「はい。リア様。今日のノルマ達成しなければならないので。」


リアと呼ばれた少女はギルドマスターである。

この世界ではどの都市にもギルドというものが存在し、そのギルドの長がギルドマスターである。

基本的にギルドマスターはダンジョンに入ることは禁止されており、ギルドの管理、冒険者達の面倒を見るのが仕事である。

ギルドの規模によってランク分けされており

S〜Eまで存在し、ネルがいるギルドはランクEである。

ランクの上げ方は単純で冒険者のレベルが高いこと、資金の量ギルドハウスの大きさなど

単純な数字でランクが上がっていく

ランクが高ければその分難しい依頼も来るがお金や素材も美味しい。


「そっか。ネルはいい子だね。無事に帰って来てね。」

布団から鼻まで顔を出しネルの方を見ると、優しく微笑みながら声をかける。


「ありがとうございますリア様。行ってきます」

ネルはリアに少し頭を下げギルドハウスを出る。


ネルが向かった先はダンジョンと呼ばれる場所で世界中に存在する。

ダンジョンの規模が大きいほど都市は大きくなり、ダンジョンの規模が小さいと村や町程度の人しか集まらない。

その中でもナトルに存在しているダンジョンの規模は未知数で、未だにどの冒険者も制覇出来ていない。


「ふぅ〜着いた。」

そう言うと、ネルはダンジョンに入っていく。

ダンジョンの中は薄暗くモンスターの声が聞こえる。

基本的にダンジョンは下に降りるほど広くなるしモンスターも強くなっていく。

そして特定の階層に現れる大型のモンスター。通称「階層主」と呼ばれるモンスターがいる。

階層主は、ほかのモンスターと違い桁違いに強い。

それにダンジョンはモンスターが壁から壁から湧いてくるが、階層主は爆発と共に生まれる。

さらに他のモンスターと違うのは復活する頻度が遅い。そのため1度倒すと階層主が居る部屋は素通り出来る。

ギアの量やレベルの高さによってどれくらいまでダンジョンを進められるかが決まってくる。


「よし。今日のノルマはゴブリン10体。」

小さく息を吐き呼吸を整えるとネルは、ダンジョン内をキョロキョロしているゴブリンに目掛けて走る。

ネルが使っている武器は双短刀、リーチや威力は弱いが、小回りが効き軽い。

一方ゴブリンの特徴は知能が低く、1,2体程度ならレベル1の冒険者でも簡単に倒せる。

レベルとはギルドに入り冒険者になると1からスタートする。

レベルアップは自分を超えることでレベルアップすることが出来る。

要するに冒険者なら冒険しろって事になる。


「ファーストギア。ブースト!」

ネルがギアを唱えると身体が光り、爆発的な速度でゴブリンに迫る。


「ギャギャ!?」

ゴブリンがネルの姿を捉えた時には遅く、ネルの2振りの短刀がゴブリンの心臓を貫いていた。


「ふぅ〜。やっぱりギアは慣れないなぁ。」

ネルが先程唱えたギアとは、冒険者がギルドに入る時にギルドマスターに解放してもらう物である。


ギアとは、ファーストギアからセカンドギア.サードギア.フォースギア.マスターギアがある。

唱えることにより発動するギア、常に発動しているギア、条件が揃わないと発動しないギアなど様々な種類のギアがある。


ギアは冒険者が持つ性格、体格、経験、才能などによって、どんなギアが発現するかは分からない。

ネルが持っているファーストギア「ブースト」これは唱えると移動速度が一瞬だけ爆発的に上昇させることが出来る。

もちろんクールダウンもあるので連発することは出来ない。


ただしギアのいい所は魔法などと違って何も消費するものが無いという所だ。

基本的に魔法は魔力を消費して使う、ただしギアはクールダウンや条件など揃えば何時でも使えるという点が強みである。

なので良いギアを発現させているものが必然と上位冒険者になることが出来る。

そして忘れてはいけないのはギアは1度発現させたら死ぬまで発現し続ける。


「あと、9体。」

ネルがそう言うとダンジョン内を見渡しゴブリンを探し、見つけるとギアを唱えゴブリンを倒していく。


そして10体目のゴブリンを短刀で突き刺すと

「やっと終わった。はぁ··疲れた。」

ネルは倒したモンスターから出る魔石を広い袋に詰める。

魔石とは換金所に行くとお金に変えてくれる物だ。もちろんモンスターが弱ければその分魔石も大したお金にはならない。


ネルがダンジョンから出ようと周りを見ると全然場所がわからない。

「あれ?集中し過ぎたかな。」

ネルはゴブリンを倒すことに集中しすぎて3階層も下に降りてしまっていた。


そしてダンジョンの恐ろしい所はさっきまで大丈夫だった階層で1階層降りるだけでモンスターの強さも復活する頻度も上がるということ。

「どうしよう。急いで上の階層に行かなきゃ。」

ネルは少し焦りつつ上に繋がる階層を探す。

「ゴァァァァァァ!!!!!」

物凄い方向が寝るの後ろから聞こえてくる。

「っ!?」

ネルが急いで振り返るとそこには猪の顔をした巨漢のモンスターが立っていた。

「オークか···。」

ネルがそう呟くと、

「ゴァァァ!!!」

オークが戦闘態勢に入る。

ネルもそれを見て短刀を握り締める。

「(一瞬で心臓刺せば終わる。大丈夫僕なら出来る。)ファーストギア。ブースト!」

ギアを唱えると一直線でオークに接近する。

「貰った!!!」

グサッと刺さる音がするがオークの脂肪でネルの短刀が心臓まで届かずオークに殴られ吹き飛ばされる。

「グッ··!!」

ネルは何とか立つが、呼吸が出来ず足が震える。

「(倒せない。死にたくないどうしよう····!!!)」

ネルが恐怖で焦り始めると、オークは「ゴァァ!!!」雄叫びを上げ突進してくる。

「·····っ!!」

怖さで目を閉じ死を覚悟すると、「ギャァァァ!!!」オークの悲鳴が響く。

「··え?」

ネルは恐る恐る目を開けると目の前に1人の少女が立っていた。

「大丈夫?」

その少女がネルの方を向き心配そうに顔を覗く。

ネルは何が起きたか分からず、自分の顔を覗く少女と目が合うと、顔を赤くし急いで逃げてしまう。

「(助かった!あの女の子に助けられた··?可愛いかったなぁ···)」

ネルはダンジョンを出てからも助けてくれた女の子の顔を思い出しながらギルドハウスに向かう。

「リア様。今帰りました。」

ネルがギルドハウスに入ると、夕飯の準備をしているリアが

「お?今日は遅かったんだね?大丈夫だった?怪我してない?」

と表情を変えず物凄い速度でネルに近づく。

「オークに途中襲われて死にかけましたけど、誰かに助けられて帰ってこれました。」

「え、大丈夫じゃない。回復薬飲んで。早く」

リアがネルに無理やり回復薬を飲ませる。

するとオークから受けたダメージが癒えていく。

「リア様?回復薬なんてどこで手に入れたんです?」

ネルが身体が癒されてるのを確認しながらリアに聞く。

「ん?あーアリアに貰ったんだよ。」

リアが答えると

「アリア?誰ですか?」

ネルがリアの方を見て再度聞く。

「他のギルドのマスターだよ。友達なんだ。」

リアが答える

「なるほど。いい人なんですね。」

ネルが頷いていると。

「よし。ネルご飯食べよ?」

「はい!」

ネルとリアが食卓に向かう。


リアが作ったご飯を食べながらネルがリアに

「リア様。僕強くなりたいです。どうしたらなれますか?」

「んー?強くなる方法··。ギアを発現させるかレベルを上げるのが1番早いんじゃないかな?でもギアの発現する条件は分からない。レベルアップも何か偉業を成し遂げないと無理だし。」

「そうですか··。」

ネルがガッカリしていると

「どうして急に強くなりたいって思ったの?

「今日オークに襲われた時女の子に助けられて凄く嬉しかったんです。助かったんだって。だから僕も誰かを助けられるようになりたいんです。」

「そっか。女の子ね。ふーん。」

「あれ?リア様なんか怒ってます?」

「怒ってない。早くご飯食べてステータス更新するよ。」

「はい··。」

ご飯が食べ終わり布団に横になると、ネルの背中に刻まれている文字をリアが見る。

ステータスはダンジョンでモンスターと戦うと上昇したり、冒険者が経験したことがステータスに反映される。

ステータスに書かれている文字はギルド事に異なってギルドマスターがにしか読むことが出来ない。

ステータスの更新も冒険者が所属しているギルドマスターしか出来ない。

ステータス更新とは魔法や、ステータスの上昇、ギアの発現、レベルアップをすることが出来る。


リアがネルのステータスを紙に書き終えると

「はい。ステータス更新終わったよ。」

「ありがとうございます。」

そういうとステータスが書かれている紙をネルに渡す。

「体力が少しだけ上昇してますね。ほかはあまり上昇してない···。」

ネルがステータスにガッカリしていると

「何言ってるんだいネル。まだ私のギルドに入って1週間しか経ってないんだよ?そんなに簡単に上がらないんだよ?」

「はい···。分かってるんですけど。強くなりたいって思ったら遅く感じちゃって··。」

「そんなに焦らなくてもネルなら強くなれるよ?だって私のギルドに居るんだもん。」

リアがネルを励ますと

「でも僕しか冒険者居ないですよ?」

「なななな何を言ってるんだい!私が居るんだ!大丈夫だよ!」

「ははっ。そうですね。ありがとうございますリア様。」


リアが作ったギルドは現在ネルしか冒険者はおらずギルドハウスも小さい極小ギルドである。


「ほらネル歯磨きして寝るよ。」

「はい。リア様。」

そういうとネルとリアは歯磨きして布団に入る。

「(僕は強くなりたい··。今日助けてくれた女の子を守れるくらいに。)」

ネルは布団の中で自分に誓いを立てると目を閉じ夢の中に入る。


冒険者

ネル


・ステータス

レベル 1

力 E

体力 E

速さ D

魔力 E

総合 E


・ギア

ファーストギア ブースト


・魔法 なし


次の投稿は作品が出来次第投稿したいです

思ったよりも難しくて苦戦してますw

最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回をお楽しみに!

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