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彼らとは、いつも一緒だった。
起きたとき、ご飯を食べるとき、学校に行くとき、授業中、帰る時も寝る時も、ずっと一緒。
なんなら、生まれた瞬間から一緒にいる。
きっと、実の親よりも一緒にいる。
だから、遊ぶ相手には困らなかった。
ただ、困ることが一つだけある。
それは、私にしか見えないこと。
友達も、両親も誰一人として、彼らを認識できなかった。
ここにいるのに。
それを話すと、怖がられるし、気味悪がられるし、なにより、親がとても困った顔をする。
だから、誰かに話すことをやめた。
おばあちゃんが死んだ時。
その時、初めておばあちゃんには分かったらしく、とても謝られたことを思い出すと、ちょっと切ない。
そんな、私の心霊事情は、ちょっと複雑だ。