小さな決意
夫はおかしな人だった。
結局のところ、おかしな夫とはそれっきりだった。
連絡もしないし、連絡もこない。
お金にだらしない夫だったから養育費も払われる事無く今日がある。
おかしなあの人にはもう関わりたくないってのが本音だった。
口には出さないけど、
犯罪者って思っている。
そんな「あの人」とは私は離婚で他人になれたけれども、
子供たちはそうはいかない。
色々と調べてみたけれども、
親子の関係はどう頑張っても切れる事はない。
親というのは恐ろしい。
切れる事がない親子関係。
それをしった私は死にたいほど申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
父親として何もできないのだから、
子供たちが生きている間は、子供たちに迷惑がかからないようにしてくれますように。
一番の心配はおかしな理由の借金とりが子供たちのところに来ないかが心配だ。
きっとギャンブルを繰り返しては膨らむ借金からは逃げる事ができない「あの人」は、
困ったときに子供のところにくるのではないかと思ってしまう。
絶対に来ないでほしい。
そう思わずにはいられない。
家族の為に作ったお金なら私も許し、
離婚という選択にはならなかったけど、
落ちるところ迄も落ちていた「あの人」には見切りをつけた。
誰にも言えない事だけれども、
私たち家族にこれ以上の不幸をもってこないでください。
3人で生きていきます。
もう悲しい生活はしたくありません。
3人で生きていきます。




