表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
働くママ日記  作者: あじさい
31/42

ママは遅かれ先に死んでしまうけれど、

私は決断が遅すぎて今に至ります。

それをどんなに後悔してももう戻る事はないけれども、

これからの人生をあきらめたわけではありません。


過去の失敗を繰り返さないように、

歩んでいきたいです。

私には大切な人がいるから、

人間なんだもの。

失敗だってする。


失敗してもやり直す勇気があれば、

いつだってやり直すことができる。


当時の私に大きな声でいってやりたい。

とっても大きな声で。


他の人の声はあの時の私には届かないかもしれないけれど、

自分の声なら届くのにって思う。



夫が壊れるのは私に原因がある。

って今でもそうは思っていないの。


夫がおかしな性格になったのは夫の両親とまわりの環境だと思っている。

おかしな性格は幼少期には出来上がっていて、

それを気が付くことなく、

強制することなくきたから今にいたると思っている。


自分の思うようにならないと暴力に訴えること、

家庭があるにもかかわらず、生活費をギャンブルに使うこと、

それはもう病気と言っていいのかわからない。

私にはわからない。


その真実をわからなかったから結婚していまにいたる。

その真実をしっていれば結婚はしませんでした。


心や体が痛い生活をするわけがないのだから。


いまを後悔してもしかたないので、

全てをリセットすることに時間がかかった私だから、


あの時の私に伝えたい。

タイムマシーンであの時の私に戻っていいたい。



「子供をつれて早くにげなさい」



色んな事に怖がっていた私。

夫からの生活費をもらえないで、

子供を育てる事なんてできるわけない。


親は両親がそろって親。

子供に迷惑がかかるし、

まっすぐに育たないかもしれない。


どれも間違った判断ですって。


あの時の私に言いたい。



家族を傷つける親はいらない。

家族を養う事をしない親はいらない。

借金までもしてギャンブルをする親はいらない。


どれも子供には悪い影響しか与えなくて、

悪い影響は第2の夫を作り出すかもしれないんだよって。




悪い親は子供に悪い影響を与えて、

子供がまたおかしな大人になっていく。




おかしな大人になっていくんだよ。



色んな心につく「悪い傷」は少ない方がいい。

子育てが初めてだった私はそれがわかるはずもなかった。

自分で作り出した生活を守るのに必死で、

それとは反対に壊していく夫。


初めから壊れた夫ではなかったから、

いい時もあった夫だから、

子供の父親だから、


そう言い聞かせて毎日を過ごしていたけれども、

自分の事をもう考えるのはやめて、

「健全な子供を育てること」を優先してください。


お金がなくて明日の生活に困ってもいいじゃないか。

今を乗り切れる努力はほかで頑張ろう。


子供を愛する気持ちがあれば本当に乗り切れる。


今、ここで無理をしてこの家庭にすがりつき、

継続する事は、

かなりの確率で第2の夫が作られることになる。


息子や娘をそんな大人にしていいのか自分よ。

もしかして孫ができるかもしれない時に、

自分と同じことになるかもしれないぞ。


子供をしあわせに育てるのは環境も大切だ。


過去に戻る事が出来ない私は、

そう今は後悔だけがのこる。



この後悔は大きい。


私の君たちを愛する気持ちが、

やさしく届いていますように。

余計な悪は影響していませんように。


今の現状がとても幸せな生活になるように、

ママは努力していこと思います。


あなたたちが幸せにママの元から旅立つその日までです。


ママは遅かれ先に死んでしまうけれど、

ママが歩んだ悲しい出来事は経験して欲しくはありません。


私が決めて産んだ子供だから、

大人になる迄は育てたいし、

幸せにおおきくなってほしいのです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ