表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
働くママ日記  作者: あじさい
2/42

必死の保育所 入所への道

つまらない事で悩んでいても仕方ありません。

前に進むしかないのです。

とはいえ子供の面倒を見ながら働く事しか今の私には選択肢がありません。


仕事は出産するまでは勤めていたのですが、

思ったよりお産がつらく、産後の体調が悪かったので育児休暇中に退職していました。

後悔しても遅くやめなければよかった。


こんなに早くに生活に困る事になるなんて。

計画が甘かった。

本当にあまかった。


とにかく仕事を探す事と子供を保育所に預けて働かないと。

考えればもう私は行動にうつしていました。

市役所に電話してみよう。

「あの教えていただきたいのですが、子供の保育所の入園について。」


「保育所についてですね、入所するにあたりいろいろな手続きがあるのでお時間がある時に市役所にいらしてください。」


「あの急いで入所を予定しています。今から伺いたいのですがよろしいですか。」


「あ、お待ちください。確認しますね・・・・ ちょうど説明できるものがいましたので今からどうぞ。」


「ありがとうございます、すぐに伺います。」

時間は9時半、上の子供は幼稚園、下の子供と一緒に市役所にレッツゴー


と市役所で保育所の入所について説明を聞けばこうだ。

私の住んでいる地域の保育所は2箇所しかなくて、

1つは市営、もう一つは私立、

市役所が案内できるのは市営の保育所。

入所の基準は簡単にいえばこうだ、

1.現在は保育所の定員は満員、中途の入所はできない。

来年度の入所の申込みしか受け付けない。

2.保育所は働いている人しか通えないので仕事をしている人しか申込みはできない。

3.生活困窮者からの入所、ようは特別な理由がある家庭からの入所、母子家庭、親の介護などで子供の世話ができない方からの入所になる。


1つの疑問が浮かぶ、私のように小さい子供がいれば、

まずは子供を預けないと仕事探しもできないし、

面接も子供を連れてなんていけませんが。


市役所の職員に疑問をぶつけてみるとこうだった。

「決まりなので仕事が決まった方からの入所受付になります。

家族の方にお子さんを預けるか、又は保育所に入所していない方でも、どなたでも一時的に預ける事の出来るシステム(一時保育制度)があり、費用は1時間毎に1000円です。こちらは利用予定の1か月以上前からの予約制なっていますが、預ける方がいない場合は、こちらのご利用をご検討されてはいかがですか。」


「そんな制度になっているのですね。ご説明いただいてたすかります。そんな制度があるなら利用を検討してみます。ありがとうございます。」

入所に必要な書類や一時保育の資料などをもらい、

私は早々に市役所を後にして自宅に帰った。


玄関のドアを開けて部屋に入ると私は、

子供を抱えたままで立ち尽くしていた。

「仕事をみつけないと、親子で死んでしまう。

子供を保育所に預けて働いて子供を立派に育てる。」

しっかりしなくては、

私が頑張らないといけない。

そう自分に暗示をかけて、

先ほど説明を受けていたないようを重い出していた。

「どう考えても、私立は保育料が高いし公立の保育所にはいるしかない。仕事をみつけないと。」


背中に背負ったままの娘がぐずりだしたので、

彼女をおろして、

ふと床に落ちていた新聞のチラシを見た。

「1.スーパーのレジ打ち時給800円、扶養内勤務可能。

2.事務員パート募集、フルタイム、主婦活躍。

求人募集のチラシは主婦の私が働けそうな気がした。

なんの根拠もないが働けそうな気がした。

とにかく電話しよう。」


帰宅してから5分、私は走って電話に向かっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ