新しい生活の始まり
いつもと同じ朝が今日もきた。
いつもと同じ朝の仕事が始まる。
子供たちの顔を洗い、
子供たちに朝食をとらせ、
息子を幼稚園におくり、
娘と一緒に市役所に行く。
そう今日は仕事の採用をもらった事を,
市役所の保育園管轄に連絡しにいき、
保育所の入所を認めてもらうのだ。
やっとここまでこれた、
ここまで来たんだ。
自分で生活の安心を勝ち取る。
時刻は朝の9時半、
急いで市役所にいくことにした。
「先日、伺っていました書類をもって来ました。担当の方をお願いします。」
そう、窓口で話すと前回でてきてくれた男性がきた。
「書類が用意できたのですね。拝見します。」
そういうと、
私がもってきた書類を確認してくださいました。
「この書類で申し分ありません。保育所への入所がきまりましたらお電話と書類でご連絡いたします。」
「あの連絡はいつ頃にくるのでしょうか。明日から働く事にしており、できましたら早々に入所したいのですが。」
仕事は今から二か月後の入社になる。それまでに保育所の入所を確定させて、ならし保育を終わらせないといけない。
「連絡はそうそうにいたしますよ。具体的は2日から3日以内です。」
よかった。
心の中で小さくとなえてから、
男性に改めてお礼をいう。
「ありがとうございました。」
私はそういうと早々に自宅に戻った。
仕事はきまり、
子供の保育先もきまった。
後は何をすればいいのだろう。
今の生活が不安で泣く事もした。
後は、
入園許可の通知がきたら、
それにそった準備をして、
いいえ許可がきたらとにかく子供たちに説明する事、
そして夫にも報告して、
来るべき日を待つこと。
今の私にはそれしかできないかな。
家庭の生活費は誰が用意するものなんだろう。
最近はこの考えを考えずにはいられない。




