夫について 暴力
この行動は暴力をふるう事を誘発する。
この言葉は暴力をふるう事を誘発する。
「子供がいるのに生活費をいれない事はおかしな行動だわ。」
夫にはいってはいけない言葉だし、
この言葉を夫にいうことは、
これから私は夫に殴られることになる。
私は畳の部屋の押入れの前に立っている。
すぐ後ろには押入れがあるが、
襖はきちんとしめている。
襖に少しもたれるとギシギシ音がなる。
そんな襖の前に立って私は、
夫に絶対に言ってはいけない言葉をいってしまった。
「子供がいるのに生活費をいれない事はおかしな行動だわ。」
そういうと、
すごい勢いでものが飛んでくる。
相手はすごい力で私にあたるかもしれないのに、
いいや、
あてるつもりで投げるのだ。
子供の月刊雑誌が私に飛んできた。
「バン」
私はあまりの恐ろしさに雑誌が当たる直前で座り込んだ。
そのまま雑誌は私にあたる事なく襖にくいこんだ。
私の頭の上で雑誌が止まっている。
雑誌は三分の一くらい襖に食い込んでいる。
その時だ、
夫が食い込んだ雑誌を上から殴りつけた。
「バン」
一枚の襖が半分に折れた。
あまりの恐ろしさに、
私は隣の部屋に逃げ込み、
110番していた。
逃げ込んだ部屋には子供が二人、
耳をふさいで座っている。
その姿を見ながら、
とうの本人はがくがく震えて、
涙で言葉が上手く話せない程になっていたが、
こうきりだした。
「大丈夫、もうすぐ警察が助けに来てくれるから」
子供と三人で部屋で泣きながら警察を待っていたら、
夫が部屋から出ていく音がした。
力任せにドアを閉めて、
またそれが私たちには、
とても怖かった。
数分すると私服の婦人警官が来てくれた。
「奥さん、大丈夫ですか。殴られてませんか。」
「今回は襖を壊しただけです。来ていただいてありがとうございました。」
そういってかえってもらいました。
暴れる夫を家から追い出す為に私は110番通報する。
興奮すると家のあらゆるものが壊れていく。
壊れたものは私や子供の心を壊してしまう。
そのために電話している。




