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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
二日目
81/243

ep.081 3通のメール

瑠奈は、メール着信音で目を覚ます。

「ふわぁ・・・、良く寝た。ん?メール?」

メールは3通入っており、1通目は藍、2通目はこころ、そして3通目は雪江からであった。

瑠奈は、順番に開けて目を通す。


[1通目]

差出人:こころちゃん

件名:今度

内容:瑠奈、今、何処やと思うと?

実は博多っ娘、純情で、バレーボール部の後輩と、ラーメン食べてるとよ。

水曜、バイト入れとるから、ゴチるんで食べにおいで!

久しぶりに瑠奈とゆっくり話したか~。


[2通目]

差出人:藍ちゃん

件名:指令どす(ハートマーク)

内容:瑠奈ちゃんへ(ハートマーク)

はねくみ集合!

明日の夕方4時に聖マリア寮まで来ておくれやす(ネコマーク)

追伸、美味しいケーキ、焼いておくえ(ハートマーク)


[3通目]

差出人:雪江ちゃん

件名:ありがとうございました

内容:瑠奈先輩、稲美です。

朝早くにすいません。

昨日はお声を掛けて頂いて、ありがとうございました。

嬉しかったです。

今日、12時には病院のロビーに居る様にはしていますので。

それでは失礼します。


瑠奈は眠たい目を擦りながら、手早く全てのメールに返事をすると、カーテンを開ける。

太陽は既に高く昇っており、ちょっと寝過ぎたかな?と反省した。

引き出しから、薄いピンクのブラとショーツを取り出すと、部屋の扉を開け廊下に出る。

ハルナを起こさない様に、そおっと部屋の前を通り、階段を降りた。

ダイニングを覗くと、テーブルの上に五万二千円が折り畳んで置いてある。

ハルナが瑠奈の為に、昨夜稼いだお金を置いてるのだ。

《こんなに・・・。ぁりがと、ハルナ・・・》

下着を椅子の上に置き、思わず手を合わせる。

お金をダイニングの秘密の隠し場所に直すと、再び下着を取り、バスルームを目指した。

バスルームの電気を着け、パジャマ代わりに着ている正樹のTシャツと黄色のショーツを脱ぐと、脱衣所に置いてある全自動洗濯機に入れる。

洗剤と柔軟剤を投入口に入れ、洗濯機のスタートを押した。

軽い起動音がして動いているのを確認すると、瑠奈は浴室に入る。

《さぁ、シャワーぁびょ・・・》

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