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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
二日目
75/243

ep.075 闘ってみたいです。

「それカラ、必ず多人数と戦闘(バト)る時ハ、誰かヲ呼ぶ事。こころちゃん、ローズちゃん、皐月ちゃん、場合によっては藍ちゃんでもいいカラ」

桜子は、かなり驚く。

「藍ですか?」

「そうダヨ。彼女、剣を持たせると、無茶苦茶強いヨ。桜子ちゃん程デハ無いケドネ」

「手合わせした事無いから、なんとも言えません・・・」

JJは軽くため息を()き、

「確か、藍ちゃんは、鏡心明智流の使い手ダヨ。何処で学んだかは知らないケド・・・」

桜子がボソリと呟く。

()ってみたいです。鏡心明智流・・・」

「そんなに?」

桜子は頷く。

「はい。是非!」

JJはニヤリと笑い、

了解(わか)ったサ。音楽祭の後、そうだネ、一ヶ月後に他校の生徒も入れて、開催しようか。“大剣術大会”?賞金付きで。賞金は・・・」

JJは、ん~と考え。

指を一本立てる。

「コレでどうサ?」

桜子は、一本同じ様に指を立てると、

「コレですか?理事長、ゼロが足りないと思います」

JJは深くため息を()き、

「桜子ちゃんが足りないと言うナラ、足りないんだネ。ハァ・・・、理解(わか)ったサ。ゼロ増やすネ」

JJは、携帯を取り出すと、ある電話番号に掛ける。

「ハロー、ボクだよ。ユカリちゃんに代わってくれるカナ?」

桜子は、首を傾げる。

《理事長は、何処に電話されているのかしら・・・》

「あっ、ユカリちゃん。お願いがあるサ、来週明けにキャッシュで“一億円”用意してくれるカナ・・・」

桜子の顔が引き攣る。

《え?今、なんて?一億円とか言ったわよね・・・》

JJはニコニコして、電話を続ける。

「うん。アリガト。詳しくは月曜日の夕方にオフィスで・・・。じゃあ、バーイ」

JJは桜子に顔を向けると、満面の笑みで、

「コレで良かったカナ?桜子ちゃん」

桜子は、更に顔を引き攣らせ、

「理事長、何て事を・・・。アタシは、一万円だと思って・・・」

JJは、少し驚き、

「そうナノ?最初、一千万円で考えたんだケド、ゼロが足りないっテ、桜子ちゃんが言ったんデ、マァ、ソレもソーカナと思った訳サ。駄目カナ?」

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