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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
二日目
72/243

ep.072 出された命令

ジョージは、周りを見渡し、

「さすが、ボ・・・じゃなくって代表、コレ、全部一人で?」

JJはニヤリと笑い、桜子を指差すと、

「違うよ、ジョージ。この半分は、ソコに倒れているお嬢ちゃんが一人でやったのサ」

頭をスキンヘッドにしている男が、ヒューと口笛を吹き、

「見たところ高校生ですね、是非ウチに入ってもらいたい処ですが・・・」

JJはため息を()くと、

「シゲ、バカ言っちゃイケナイ。お前ラ“ケルベロス”の激務は無理ダヨ。線が細すぎるサ。この女の子は、恐らく、将来、この国を支える一人になりうる女の子ネ。大切に育てなきゃ。」

JJが我が子を見る様な視線を、桜子に投げ掛けた。

「かなり、お気に入りの様で?」

シゲが問い掛ける。

理解(わか)るかい?この子が前に話した“鷲尾桜子”ちゃんダヨ」

“ケルベロス”全員から、おーと驚きの声が上がった。

JJは、“ケルベロス”と暴走族を見回し、

「で、お前ラにお願いしたいのは、こいつラ全員を、港区のクララ会病院に連れて行って治療をしてやって欲しいサ。その後で、一人一人の身辺調査。ヤクザの構成員じゃ無くテ、無職ナラ、そのまま吉野のウチの訓練所に送致」

「ヤクザの構成員や仕事持っていたら、どうします?」

シゲはシニカルに聞く。

「どちらモ、治療して放置でいいヨ。但し、ヤクザは、徹底的に恐怖心を植え付けてやって欲しいサ」

シゲは、了解ですと短く答えた。


“ケルベロス”達は、黙々と暴走族の連中を拘束帯で動けなくし、バスに運んでいく。

次にバイクを綺麗に並べた。

その間に、JJは桜子をオロチの助手席に寝かせ、“ケルベロス”の機敏な動きを満足な様子で眺める。

全てを片すと、JJの前に“ケルベロス”が並び、シゲが完了を告げた。


「ご苦労様。助かったサ。シゲ、ヒロ、カズは撤収。それから、タケ、ジョージ。お前ラは、この時間から桜子ちゃんと彼女の仲間の警護に当たって欲しいサ、彼女達に気付かれずにネ。隠蔽工作も含めデ。影になって支えてやって欲しい。追加メンバー及び今後の警護体制に着いては、月曜日の夜に決定するヨ。イイネ?」

タケとジョージが、もう一度、了解と答える。

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