ep.070 金獅子の実力
一勢に走り込んでくる残った暴走族の男達は、JJと交差したかと思うと、全員綺麗に顎の先を打ち抜かれた。
彼らは脳震盪を起こし、その場に突っ伏す様に倒れる。
JJは、倒れた4人の内の1番リーダー格と思われる人物以外を、無慈悲にツブしていった。
リーダー格の男に見える様に、一撃でこめかみを蹴り上げていく。
恐怖に駆られ悲鳴をあげながら、一人また一人と意識を失っていった。
最後の一人の前に、JJが屈み込んだ時、男がJJを殺意ある目で睨み付け、
「オドレ、こんな事して、タダで済むと思うなよ」
「ん?言ってる意味が理解んないヨ?ちゃんとした日本語で言って欲しいサ。でも、ユー、自分の立場、理解ってないネ」
と言い放つと、男の左手の小指をポキリと折った。
「素直に言えば、もう指は折らないヨ。ユー達は誰?何者サ?」
「誰が・・・」
JJは足元に落ちているサバイバル・ナイフを拾う。
「しょうがないナァ、これは痛いんだケド、出来るだけ痛くしないであげるネ」
男の左手の薬指の爪と肉の間に、ナイフを差し込み、ペキっと爪を剥いだ。
更に、中指も同じ様に。
「ひとでなし!なんでこんな事を!」
JJは、爪が剥がれた男の左薬指をポキリと折り、
「それはユー達が、ウチの女の子達にしたんでショ?言え!」
そう言って男の左中指に、JJが手を掛けた時、痛みに耐え切れなくなったのか、
「たっ、頼まれたんだ。」
JJは力を込める。
「誰に?で、ユー達は?」
「俺らは、“堺狂夜蝶”。先輩の河内稲美会の山崎さんに頼まれて・・・」
JJは倒れている桜子を指差し、
「何で彼女を襲ったネ?」
「人違いやったんや。別の女やと思って。信じてくれ!昨日、同じヘルメットを被った女がいたんや。その女と一緒にいたデカい女に仲間がやられて・・・」
「で、報復しようとしたんだネ」
男は頷いた。
JJは、立ち上がるとスタンガンを拾い、
「ユー達の事は、理解った。しかし、もし、これ以上、ウチの女の子達に関わるのナラバ、今度は本当に殺すサ」
JJは、男の首筋にスタンガンを当てると気を失わせた。
《ヤレヤレ、桜子ちゃんも人違いで襲われるトハ、アン・ラッキー、ネ》




