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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
一日目
53/243

ep.053 皐月、動く

「さて、アタシ達もお風呂に行って、寝ましょう。あっ、その前にだいぶ直子ちゃん待たしちゃったわね。謝らなくちゃ」

「大丈夫ったい、桜子。直子は、みぃの部屋でバレーの録画見てるとよ」

「そうなの。じゃあ、安心したわ」

桜子たちはおのおの着替えを持つと、浴場に下りて行った。


桜子達が風呂に向かってから暫くして、向かいの202号室の窓が開く。

「じゃあ、ベス、ローズ、私は居た事にしてね。朝には帰るから。それから窓の鍵は開けておいてくれる?」

そう二人に告げる皐月は、黒のレーシングパンツに、左肩に04、背中に烏のシルエットを抜いた“はねくみ”特製闇色のライダージャケットに身を包んでいる。

ローズは眠そうな目で、

「Take care, 皐月」

「サンクス」

そう言うと、ヒラリと皐月は窓から飛び降りた。

物音も立てず着地すると、バイク置き場を目指し走る。

愛機は静かに主人を待っていた。

皐月は、黒のホンダ・アフリカツインをバイク置き場から出し、跨がる。

キーを差し込み、セル・スイッチを押してエンジンに火を入れた。

闇夜にアフリカツインの重たい咆哮が響く。

《まずは兄さんの所に行かなきゃ》

皐月は、バイクを兄・睦月のマンションに向かわせた。

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