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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
三日目
172/243

ep.172 アレば、すると?

瑠奈とベスを残し、桜子達は上の地下1階駐車場を目指す。

桜子と藍はエレベーター、こころとローズは自動車用スロープを上がった。

エレベーターが閉まると桜子は、軽くため息を()き、

「てっきり木刀だと思っていたけど、まさか真剣とはね・・・。藍、アナタにはいつも驚かされるわ。いつ持って来たの?」

藍は悪戯っぽく笑うと、

「てへへっ。内緒どす、桜子ちゃん」

桜子はもう一度、今度は深くため息を()き、

「はぁー、まぁいいわ。とりあえず、地下1階では、エレベーター出た所で見ててくれる?」

藍は可愛く敬礼し、

「あいっ、桜子ちゃん」

ツインテールの髪が、柔らかく揺れる。

刹那、チンと無機質な音がして、エレベーターの扉が開いた。

桜子は、インカム越しに、

「こころ、ローズィー。今から敵の車両を確認しながら、そっちへ向かう。合流のちアクション。OK?」

『よかよ』

『No problem、桜子チャーン』


こころとローズは、談笑しながらスロープを上がる。

既に二人の拳には、格闘用グローブが嵌められていた。

どうやらこの二人には緊張感というものが、ほとんど無いらしい・・・。

「でね、ローズ。ウチは、来週半ばから東京と横浜とよ」

「マタ、試合?」

こころは、軽くため息を付き、

「ううん、違うと。合宿。しょーがなかよ、全日本のやけ。もっとも横浜は、桜子ん()で稽古ばつけてもらうと。楽しみは、中華街でのご飯とよ~」

「National teamハ、大変ネー。デモ、中華ハ、ウラヤマシーネ」

「へへっ」

そんな中、桜子から連絡が入る。

『こころ、ローズィー。今から敵の車両を確認しながら、そっちへ向かう。合流のちアクション。OK?』

こころとローズは、互いに顔を見合わせ頷く。

「よかよ」

「No problem、桜子チャーン」


桜子がこころ達に合流し、

「おそらく全部で7台。右のプレジデントとシーマ、左のBMW2台、クラウン、ベンツ、グロリアがそうね。で、人が乗ってるのが、プレジデント、シーマ、BMW2台とグロリアの5台。とりあえず、全員倒した時点で、集めてくれるかしら?」

「よかよ。アレば、すると?桜子?」

こころがニヤリと笑い、尋ねた。

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