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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
二日目
126/243

ep.126 破壊工作とか暗殺

巧馬はこの上無く嫌やそうな面持ちで、

「ったく勘弁してよ、睦月さん。こんなセンスね~ハメ撮りばっか、俺見たくないよ。はぁ・・・。どうせなら、破壊工作とか暗殺の方が俺好きなんだけど」

京也は悪態を付く巧馬を横目で見つつ、ニヤニヤ笑い、

「巧馬さん、まー、そうそう暗殺ミッションなんてないよ」

「そうゆう事だ」

睦月が巧馬を諭し、

「しかし、今回はそれだけじゃないぞ、巧馬」

巧馬の目が輝く、

「何かスペシャル・ミッションでも?」

「ああ、お前達に依頼したい」

巧馬の顔が、ぱっと明るくなり、

「先にそれを言ってくれよ、睦月さ~ん。で、何をすれば?」

「正確な女の子の数を出し、身元を割り出しをした上で、接触して背後関係を聞き出せ」

「京也は、聖クリに入ったばっかりで悪いが、一番売春(ウリ)をしている女の子が多い学校に潜入してくれ」

京也は、しょうがないといった様子だったが、

「ねー、睦月さん。もしその学校が女子校ならどうすんの?まさか?」

「そのまさかだ」

京也は顔色が悪くし、半泣きになりながら、

「嫌やだよ、僕。スカート履くの・・・」

睦月は真顔で、

「残念だが、京也、仕事だ」

巧馬は、鬼の首でも取ったかの様に笑い、

「しょうがないから、可愛いピンクのリボンでも、そん時にはプレゼントしてやるよ、京也」

真顔に戻り、巧馬は続ける。

「しかし、その依頼、どこから出たんです?」

睦月はやれやれといった様子で、

「普通なら、お前達は与えられたミッションを熟せばいいんだという処だが、まぁ、いいだろ。今回は、依頼人のプライバシーも無いしな」

巧馬は面白く無さ気に、もう依頼人が判明(わか)ったのか、

「なんだ、本部の依頼ですか」

睦月は頷く。

「あぁ、どうやら本部のデータベースにもまだ記載されてない組織らしくてな。今後のクライアントの仕事を考えると、どんな裏があるのかを掴んでおきたいというのが、本部の考えだ」

京也は疑問を口にする。

「ねー、ねー、睦月さん。そうなると、聖クリの中は、誰が面倒を見るの?」

直斗(なおと)が大阪に来る事になった」

巧馬が驚く、

「直斗って、あの堅物、融通の全く利かない、猿渡美(さるとび)直斗か?睦月さん」

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