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はねくみ☆セブン  作者: こころ龍之介
二日目
119/243

ep.119 直子の気になる事

「直子ちゃん?ちょっと、直子ちゃん?」

エリザベスに声を掛けられ、直子は現実に引き戻された。

「あっ、すいません。エリザベス先輩。ちょっと今日の朝練の事、思い出してました・・・」

直子が軽く頭を下げ謝ると、エリザベスはニッコリ笑い、

「なんか気になる事でも?あっ、アタシの事はベスって呼んでくれていいから。仲の良い友達は、皆んなそう呼んでくれているから」

「は・・・い。ベス先輩・・・」

「うん。それでいいわ。で?」

直子は正直に答えた。

「はい、実は朝練しながら、気になった事が幾つかあって・・・」

「ふーん。どんな事?」

ベスは直子に興味津々だ。

「一つはですね、バレーの奥で、バスケットの練習していたじゃないですか?こころ先輩も凄いけど、それに負けず劣らずローズ先輩が派手にダンク決めていて、スゴっ!て思いました。あれだけジャンプ力あればバレーも絶対出来ますよ・・・。やんないかなぁ、バレーボールも。それから、気付けば、こころ先輩消えていて、張り合う相手居なくて、ローズ先輩少し淋しそうでした」

ベスは直子の瞳を覗き込むと、

「良く見てるわね。なかなか直子ちゃんて、洞察力あるのね。もうすぐ、ローズィー降りてくるから、バレーボールは誘ってみたら?きっと喜ぶわ。それから、こころは、朝練は少し早めに切り上げたらしいの。なんでも、大阪市内の警察本部に行くって、言ってたわ」

直子は警察本部と言う言葉に驚き、

「け、警察本部ですか?」

ベスはクスッと笑う。

「ええ、警察本部に聖クリの先輩が居てね。で、たまに稽古付けてもらってるの、格闘技のね。何でも、理事長の同級生らしいわ、その先輩」

直子は目を輝かせ、

「それって、学園伝説のお一人の?」

「うん。なんでも2メートルを軽く越える大男らしいわ」

「なんか凄いですね」

ベスは大きく頷く。

一つ一つの動作が可愛いというのは、ベスみたいな女の子の事をいうのだろうなと直子は思った。

ベスは、もう一度直子に笑い掛け、

「で、他にもあったわよね?気になる事?」

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