ep.117 揺れる巨乳の二人
「ローズちゃん、今日のお昼ご飯は何どすか?」
藍が、スリッパをぺったんぺったんと心地好い音を発てながら歩く。
食堂はもう直ぐだ。
藍は、ピンクのロンTに、クリーム色のカーディガンを着ているが、それでもDカップある胸は目立ち、見事に揺れた。
ローズも、Fカップ有る胸を同調して揺らし、
「I guess Oume-san cooked some kind of stew. (多分、お梅さんが、シチューみたいなのを作ってたはずよ)」
だぼだぼのNBAダラス・マーベリックスのユニフォームを着ているので、服の間から白人特有の白い乳房が時折覗いた。
もちろん、ノーブラである。
もっとも女子寮なので、何も気にする事は無いのだが・・・。
「シチューどすか、お梅さんの美味しおすからなぁ・・・。ビーフやったら、最高なんどすけど・・・」
「Yeah, I hope so. (うん、だといいわね)」
藍は、急にぱたっと止まり、首を傾げ、
「そーいえば、ローズちゃん。ベスちゃんと直子ちゃんは?もう声掛けたんどすか?」
ローズは頷き、
「Yes, Beth and Naoko-chan were already there. (ええ、ベスと直子ちゃんは、とっくに行ってるわ)」
「そーどすか。安心しました。でも・・・」
藍が言葉を止めたので、ローズは固まり、心配そうに、
「Oh!, 藍chan, What's the matter with you? (おぉ!藍ちゃん、どうかしたの?)」
振り返った藍は、右の人差し指をローズの唇に当て、
「ローズ、ユー・ドント・ハフトゥ・ユース・イン・イングリッシュ・アット・ヒア。プリーズ・ユース・イン・ジャパニーズ。ドゥー・ユー・リメンバー? (ローズちゃん、英語、ここで使ったらアカンえ~。日本語使わんと。思い出したどすか?)」
ローズは、はっとして、
「ゴメナサーイ。ツイツーイ」
「桜子ちゃんに叱られますえ。日本語もっと勉強して上手くならんと~。でも、ついついなんて、良く覚えましたなぁ」
そう言って藍は、伸びをしてローズの頭を撫でた。
嬉しくなったローズは藍を抱きしめようとするが、二人の胸がじゃまして上手く出来なかった。
ローズはため息を吐き、
「デカイ、オパーイ、ホンマ、ジャマネー」
「ホンマどすな。ローズちゃん」
顔を見合わせて、ローズと藍はクスクス笑った。
もし、桜子がここにいれば、羨やましい限りだわと悪態の一つも付いたのだろうが・・・。