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ep.100 徳さんのお願い・・・
今度は徳野が、身を乗り出し、
「あるんですわ。“播州田嶋組”の下部組織に“姫路不動組”ってのがありまして、そこの組長、飯本いうんですが、岸田の幼少からの悪仲間でして。コイツが野心家で、のし上がる為には何でもするんですわ。上の播州田嶋組も、上納金を高額納めてるんで、何もいいませんなぁ」
「なるほどね。その飯本は、どんな生業がメインなの?」
「主に違法風俗への女の派遣、それから闇金、あと、噂で聞こえてくるのは覚醒剤ですなぁ」
「ふーん、黒いわね・・・」
「はい、黒いですなぁ。」
「でも、その飯本、どうやってルート持ったのかしら?」
徳野は、正座し直すと、
「別料金になりますけど・・・。それか、私のお願い聞いてくれたら、タダでいいですけど・・・」
皐月はお願いに興味があったのか、妖艶な笑みで、
「どうすればいいの?」
徳野は土下座のポーズを取り、
「その真っ赤なミュールで、頭を踏んでもらえませんか?皐月さん」
今回のep.100 徳さんのお願い・・・はキリ番です。
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