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3 仮勇者に就任となりました。その②

3 仮勇者に就任となりました。その②



今私は絶賛後悔中である。

今私の目の前にはきらびやかな機能性に欠ける洋服が山のように積まれているのがその大きな要因なのだが…。こうなった原因を作ったお姫様は今店員と話に花を咲かせており、かれこれこの状態がすでに一時間以上経過していた。いい加減待っている間暇なので、先に一つ、私の心労の種が減ったことをご報告申し上げよう。

例の黒歴史追加未遂事件である「今男なのに下着が女!!これでは変態勇者に!!事件」であるが、これはキツネに購入を依頼することで無事解決した。今急ぎやつに買ってこさている。そのうち持ってきてくれることだろう。

いやーしかし、今思い出しても冷や汗ものである。お姫様が洋服を買うのに闘志を燃やしている最中、私は頭を抱えていた。しかし、神は見捨てなかった!いい加減腹を括ろうと思った時、私の脳に神が降臨したのだ。そう、私は購入をキツネに頼むことを思いついたのだ。しかし、である。ここで一つ問題がある。思い出していただきたい。キツネ本体と連絡するためには、あのキツネ小に話しかけねばならないわけなのである。はたから見るとどんな反応かはレインさんの時を思い出していただければいいだろう。

キツネと話しても不自然ではない場所。そんな場所ははたしてあるのだろうか?暗礁に乗り上げるかと思いきや、今回私の脳は冴えに冴えていた。「服を隠すなら服!!更衣室に閉じこもろう!!」そう結論した私はすぐに行動を起こし、店に入ると適当な服を選び、試着室に飛び込んだのだ。

「えー…キツネはどこ…」

そう言葉にしてから、はたと気が付く。自分の事が手いっぱいで今まであまり意識してなかったのだが、あのキツネは今現在どこにいる?なんとなくそのまま着いてきてるだろうと思っていたのだが、馬車の中にいなかった気がする。まさか置いてきてしまったのだろうか。万策尽きたか…これで、黒歴史に新たな一ページが…と途方に暮れる私の足元の影の中から、小さな声を上げて私の探し動物がヌッと出てきた。

「どこにいるのかと思ってたら、お前そこにいたわけ…」

気が抜けてその場にしゃがみ込む。しかし、影の中から出てくるとは、妖怪のようである。私はキツネを目の高さまで持ち上げると

「さて…お前の本体と連絡…」

「呼びましたか?」

言い終わる前に出てきた仕事が早い。しかし、あの時はあまり気にしてなかったが、このキツネ氏は声がいい。でも、見た目が可愛い姿なのに、声がかっこいいとは違和感がある。とりあえず、それはおいておくとして、いつまでもここに籠城しているわけにもいかない。

私はキツネに顔を近づけ、声の音量を落として

「ピンチです。男物の下着買って来て」

「は?」

キツネは私の言葉に、きょとんとして見上げている。さすがに、要約しすぎただろうか。

「今私男なのに女の下着つけてるのよね。このままだと私変態だわ。だから買ってきて欲しいの」

「ああ、そう言う事ですか。わかりました。少しお時間頂戴したいんですが、大丈夫ですか?」

「うん。でもできれば、至急お願い」

私の言葉にでっかい頭をこくこくとさせた。仕事が早い。

「ちなみに、トランクスでいいですかね?」

「いいも悪いも私には分からないわよ。まぁ…ブリーフよかトランクスのが私的にいいイメージがある」

偏見である。こんなもん聞かれてもわかるはずがない。要はイメージだ。

そんなこんなで、とりあえず、黒歴史が一つ回避されたわけであるのだが、もう一つの難題が持ち上がって、冒頭の台詞へとなるわけである。

そして、この数時間でわかったのは、このお姫様のセンスは素晴らしく壊滅的だということだった。

なんせ、お姫様が持ってくる物品はゴシックロリータ男性バージョンのデザインの洋服ばかりで、さらに言えば、戦闘にはいささか不向きなのではないかと疑問すら抱くものばかりだった。言ってしまえば、本当にここは防具屋なのかと疑問すら浮かぶのだが、ファンタジーゲームを基盤にして考えているからいけないのかもしれない。よくよく考えれば、別におしゃれして戦闘しちゃいけないってこともない。こういうファッションの戦闘服も逆にありなのかもしれない。それでも、である。

私の好みは一切反映してもらえないこの現状に、私は早々に白旗を上げた。いちいち拒否したり、怒ったりの反応するのもめんどくさくなってしまったのだ。

なので、お姫様には「いいと思うものをここに並べてくれたらそこから選ぶ」と言って戦況を離脱した。この中からましなのを選ぶしかないだろう。しかし、楽観視がやばかった。私の言葉を聞いたお姫様はそりゃもう、水を得た魚張りに私の目の前にどんどん洋服を積んでいったのである。

確認するのもめんどくさくなり、近くの椅子に座り、お姫様を観察しながら、あくびをかみ殺し、洋服を買いに行く男性の気持ちを学んだ。向こうに戻ったら、ちーちゃんにも少しは気を使おう。そう、心に堅く誓うのだった。

さて、そんな一人脳内反省会をする私に気を使ってくれた心優しい従者殿が、赤い色の飲み物を買ってきてくれた。

「おお…。すっぱい…でも、フルーティな感じでおいしい。これはなんですか?」

「アカルの実のジュースです。親指の第一関節くらいの丸い紅い実で、そのままで食べるとすっぱすぎて食べれたものじゃないんですけど、これを潰して汁だけを抽出して、砂糖と水で割ると美味しいジュースになります。疲れた時に最適な飲み物で、この世界では一般的な飲み物ですよ」

「へー…美味しいですね。コレ」

これは、異世界食べ歩き行脚とか面白そうである。

「しかし…世界が変わっても、女性って洋服が好きなんですね」

後が怖いのだが、お姫様の楽しそうな顔を見てしみじみとそう思う。すると、従者殿は非常にまじめな顔で

「ふむ。やはり、生存本能に起因してるんじゃないですかね。男性を引き付ける手段としては一番手っ取り早いじゃないですか。着飾るとか化粧とか」

「………は…はぁ……」

この人何かこういう話題で嫌なことでもあったのだろうか。そもそも、そんな話をされても返答に困る。

「ただ、着飾ったからといっても、うまくいくとは限りませんけどね」

にっこりとほほ笑む笑顔が怖い。捻くれてる気がする。

「ま……まぁ……。お姫様楽しそうですよ」

「最近気を張るばかりでしたから……姫様の心労は計り知れないでしょうね。だから、ユーキ様には申し訳ないのですが、もうしばらくお付き合い下さい。やばくなったらちゃんと止めますので」

先ほどの笑顔が影をひそめて、少し困った表情になる。

その後、他愛無い話をしていたのだが、そういえば、この従者殿の名前をまだ聞いていなかったことに思い至った。そもそも、姫様の名前もまだなのだが……

話している感じだと、私よりもいくつか上くらいだろう。顔もそこそこいい方の部類なのではないだろうか。さらりとしたこげ茶色の短い髪に、眼鏡の奥に見えるはしばみ色の瞳。体格も均整の取れた身体つきと言える。性格は腹黒そうな感じではあるが、基本的には、押しの弱そうな感じの人のよさそうなお兄さんみたいだ。なんとなく苦労が多そうな感じがする。そんな感じで脳内にデータを入れる。職業とかはやはり騎士とかか…

「ところで、お兄さんは騎士ってやつですか?」

「わたしですか?ああ!そういえば、バタバタしていて自己紹介をしておりませんでした。改めまして、わたしはこの国の国王直属の親衛隊に所属しておりますアルファ・エディアルと申します。と、言っても今年親衛隊に入隊できた新米ですけどね。今回私は王より、勇者その3様であるユーキ様のお迎えとそのお世話を仰せつかっております。分からない事がありましたらいろいろ聞いてください」

ようするに、世話役を押し付けられたということらしかった。

「わた…俺は助かりますけど、右も左もわからない使えない勇者の世話なんて災難ですね」

私がそう言うと、アルファさんは目元を和らげた。

「まぁ、確かに面倒を押し付けられたんでしょうけど、僕はそんなに悲観してませんよ」

「前向きですね。でも、本当に俺は弱いですよ。アルファさんの出世に響くかもしれない。早急に辞退か移動を願い出ることをお勧めします」

私がそういうと、アルファさんはびっくりした表情をした後、楽しそうにくすくすと笑いながら

「レイン様が気に入るはずですね」

アルファさんは私の言葉に特に何も言わず、代わりによくわからない返答を返してきた。私は首を傾げてアルファさんを見るが、その表情はニコニコとしていてよくわからない。何かあるのかなかなか食えない人のようだ。

さて、ひとまず、憶測はやめるとして、私は大きく伸びをする。この女性の買い物を待つという状況にいい加減飽きてもきた。

「アルファさん、俺はいい加減待つのも飽きました。ここはひとつ提案なのですが、あのお姫様をここに残して先に服を買いに行きませんか?」

「でも…さすがにそれは…」

国王を守る親衛隊の職務のためか言いよどむ。さすがにお姫様を残してというのはまずいか。私はそう思いながら、視線を従業員と話に花を咲かせているお姫様に向ける。馬車の中のつんけんした表情はそこにはない。天真爛漫な表情は好感が持てる。あれが本来のあのお姫様の顔なのだろう。綺麗な笑顔より、ずっと生き生きとしていて、生命力あふれて綺麗だなと思う。

まぁ、それでも、時と場合による。あの状態を見る限り、どう考えてもあと数分で終わる気配はない。アルファさんもそれを見ていたらしく、少し息を吐きだした。

「ばれたら大目玉物ですが、確かに、このままでは最終便を逃してしまいますね」

「この辺にここ以外の装備屋はないんですか?」

「……この装備屋の二軒隣に私の幼馴染のやっているお店があります。そこに行きましょうか。あまり気が進みませんが、すみませんが、ユーキ様をそこにお連れしたら、僕はここにすぐに戻りますね」

「構いませんよ」

勇者の替えはいても、お姫様の替えはさすがにいないだろう。

アルファさんは近くにいる従業員に少し出る旨を伝え、さらに私はスリッパのような突っ掛けも借りてそのお店を目指す。

外に出ると、外はうっすらと赤く色づき始めている。思いの外時間がたっていたようだ。

「大丈夫ですか?」

「何がですか?」

私は首を傾げる。アルファさんは少し困った表情をしながら

「いえ、こんなことを言うのは、多分、規則違反かもしれませんが、あなたは私が見た限り、まだ十代の子供だ。飄々とはしてらっしゃいますが……」

言いよどんだその続きを私は引き継ぐように言葉を口に乗せる。

「不安ですか?そりゃあ、ありますよ。ないわけがないじゃないですか。今も無理やりほかの事を考えて、向こうの世界の事は考えないようにしてるくらいなんですよ」

きっと、お父さんもお母さんも、弟もそれに…ちーちゃんも心配してるだろう。探してくれていると思う。それを思うと胸が締め付けられるくらいに痛いし、自分の身に起こった不運を思って泣き叫びたいくらいだ。けれど、どうしようもない。とにかく生きて帰るために足掻くしかないのだろう。心が完全に折れる前に何とかしないといけない。

「……不謹慎すぎました」

アルファさんは神妙な顔で頭を下げた。

「いいですよ。しかし、この世界は本当に今危機的状況なんですか?」

私は暗くなる雰囲気を壊す様に、ことさらテンションを上げてそう言った。

私の横を楽しそうにはしゃぐ子供が通り過ぎ、それを優しく見守る両親に、夕餉の匂い。そんなものからはこの世界の危機的状況なんて窺えない。

「そうですね。表面上はそうは見えませんよね。けれど、王都から離れてしまえば、魔物による被害やそれによる二次的被害は顕著です。この王都にもそういった難民なども多く逃げ込んできているが現状で、少し路地を入ったところはひどい有様ですよ。殺しや暴行、盗みやら……今はまだ町の自警団や王立騎士団で大きな暴動などを抑え込んではいますが、それもいつまでもつのか…これ以上人が増えれば、収拾がつかなくなる恐れがあります」

アルファさんは痛ましげな瞳を薄暗い路地に向けながら、言葉を紡ぐ。

今は表面には出てきていない状況ではあるが、一刻を争う状況であることには変わりないということらしい。

そんな話をしていると、いつの間にかその店の前に到着していたらしい。

「ここです。ちょっとガラの悪い店主ですが、商品は逸品ですよ」

アルファさんがドアを開けると、ドアにつけられていたドアベルが軽やかに鳴り、来訪者を告げる。すると、店の奥から巨大な体の厳つい禿た男が出てきた。

「お?誰かと思えば、アルファか。冷やかしか?」

「酷い言われようだね。ガルバ。今日はこの勇者その3様の装備をを見繕いに来たんだよ」

「そりゃ、ご贔屓にどうも。ほう…これが、例の勇者か。えらく変わった服を着てるな」

にやりと笑う姿はどう見ても極悪人面にしか見えない。私は肩をすくめて

「まぁ、寝ているところを無理やり呼び出されましたから……」

「そら、大変だったな」

がははっと笑う姿は何とも豪快だった。

「しかし、えらいほそっこい勇者様だな。女みたいだ」

「ははは。そりゃもう、弱いですよー」

「またそういうことを言う。姫様やレイン様は一目置いてます」

「ははは……買い被りにもほどがありますよ」

私がげんなりとした表情で答える。しかし、逆にガルバさんはびっくりした表情になった。

「ほう、あの口悪巫女がねぇ…それは、面白い」

「きっとからかってるんですよ」

「いや~…あの口悪巫女は、そういう冗談は言わないし、一応巫女らしく人を見る目もある」

酷い言われような気もしたが、レインさんはどうやら一目置かれている人らしい。あれだけ口が悪いのにびっくりだ。

「さて、そしてらアルバ悪いんだけど、ユーキ様の装備の相談に乗ってくれるかい?僕は姫様を迎えに行ってくるから」

アルファさんはそう言うと、いそいそと店を出てゆき、アルバさんと二人残された。

「さて、お前さんは何使いなんだ?」

「一応、双剣使いらしいので、できるだけ動きやすい服装でお願いしたいのと、目立ちたくないので黒い服でお願いします」

そう告げると、ガルバさんは顎に手を当てて

「双剣使いね。確かにほそっこいあんたにゃいい選択だな。そうなると……、全体的に体にフィットした方がいいだろう。まずは俊敏さを重視するためにもブーツだが…」

そんな感じで一つづつ相談しながら一式そろえた頃には、後ろにはいつの間にか憮然とした表情のお姫様がレインさんと一緒に立っていた。ちなみに、キツネによって下着は届けられ、装着ずみである。さらにありがたいことに変えの下着も何着か用意してくれた。その下着は今私の影の中に収納されている。便利である。

しかし、今後着替える時の苦労を考えると、非常に頭を抱えたくなる。今の自分の体だろうがなんだろうが泣きたい。風呂とかどうすりゃいいんだ。内心ため息をついた。

私はへそを曲げているお姫様に近寄ってにやりと笑いながら

「あれ?洋服選びは終わったの?」

と白々しくもそう聞くと、お姫様は眉間にしわを寄せ、口を尖らせながら

「もともと私の服を選んでいたわけじゃありません。まったくなんて地味な格好なんですか」

「そうかな?俺目立つの好きじゃないんだよね」

自分の恰好を見下ろす。なかなかいい出来だと思う。

「むぅ。せっかくきれいな顔立ちなんですから、もう少し服装にも気を付ければいいと思います」

「……そらどうも……」

お姫様は納得できないのか私のコートの裾をひっぱたりしている。しばらくそんなお姫様を眺めていると小さな声で

「微妙…センスがない」

ぼそりといった。そんなお姫様の言葉にアルバさんが鼻で大きく息をついて

「何を言うか。これは双剣使いにとって完璧な装備だ。軽くて伸縮性に特化してる。この服だって、下手な剣程度じゃ肌に傷すらつない銀竜の鱗の繊維を使ってるんだ。完璧じゃないか」

姫様の言葉に憮然とガルバさんが言い返す。

「でも、よくお似合いだと思いますよ。まさに真っ黒ですね」

もっと他に褒め方はなかったのだろうかとは思うが、アルファさんの言葉は的を得ている。

靴は膝下まであるこげ茶色のロングブーツで、足首を固定するようにバックルを巻きつけるタイプだ。足裏には金属板が張られているので、俊敏さは少し削がれるが、踏ん張りもきく。

インナーもズボンも伸縮性にとんだもので、上下共に色は黒い。先ほどアルバさんが言っていた銀竜の鱗の繊維を使用している。肌触りはさらさらしていて着心地はいい。この繊維はなんでも、ちょっとした鎧程度の強度を持っているらしい。そして、念には念を入れて、黒い革製の胸当てで保護。腰脇には双剣をしまうホルダーが装備されている。

そして、ちょっとした炎くらいなら耐えられる加工を施された真っ黒フードの付いたロングコート。といういでたちだ。

そして、今回縛れるくらいはあった私の黒髪を少し切った。襟足は肩よりも下で前髪も目にかかるくらいあり、全体的に長いので後ろから見ると女に見えるらしいのだが…。

「では、会計を……」

アルファさんがそういうと、アルバさんはそれを手で制し

「いや、ユーキの出世払いでいい」

びっくりしているアルファさんとお姫様の横で、私は苦虫をかみつぶした表情で

「期待されても、それに沿える自信はありません」

私がそいうと、アルバさんはにやりと笑う。

「どうかな?俺はあんたは意外とやってのけるんじゃないかと思えるんだがな?」

「意味が解らない」

「あんたはしっかりした考えを持ってる。さっきの装備の会話を聞いててそう思うよ。面白い発想だ。それに、あんたは情に流されない。自分が納得しないと動かないタイプだ。あとは、周りがあんたを引っ張り出せれるかが焦点だろうな」

「……はぁ?」

「すっとぼけるのか。まぁいい。しがない武具屋の戯言だ。気にすんな。また遊びに来いよ。ユーキ」

何か色々ばれている気がする。引き籠る的な会話はしないように気を付けたつもりなんだが……レインさんといいアルバさんといいこれが年の功というやつだろうか。私は冷や汗を流しながらニヤニヤしているこの巨漢を睨んだ。



次回「3仮勇者に就任となりました。その③」

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