放課後
日常っぽいことを書いて見ました。
初めて文章を書いたので至らない点ばかりと思いますがどうか多めに見てやってください。
ここはこうしたら?みたいなアドバイスが出来るレベルではありませんがそういうのをいただけたら幸いです。
「掃除終わったらラーメン行こうぜラーメン」
帰りの会が終わり、予習をするために持ち帰る教科を吟味しているとAが話しかけてきた
「うーん、別に僕は構わないけど……お金足りるの?」
「あ、やっべ!昨日漫画の新刊買っちまったんだ」
Aはいつも誘ってくるくせに金欠だ。せめて財布を確認してから誘いをかけて欲しい。
「しょうがないな。この前のお礼もあるし、なによりついこの間バイト代が入ったところなんだ。奢るよ」
僕がそういうとAは不安そうな顔を笑顔に変え
「そうと決まれば早く行こうぜ!お前の気が変わらないうちに!」
「いやいやまだ掃除があるだろ」
「なにいってんだよもう終わってるぞ」
……気づけば教室には僕ら以外には数人しか残っておらず、クラスメイトたちは部活か僕らのように充実した放課後を過ごすためにどこかに遊びに出かけてしまったようだ。
あぁ掃除をサボってしまった委員長に怒られてしまうかもしれない。彼女は僕のことをやたら気にしてくれているが少し過剰な気がする。
そんなことをぼんやりと考えているとAが少し苛立ったような口調で
「おい早く行こうぜ。この間はお前の話を聞いたんだから今日は俺が話す番だぞ!話したいことがたくさんあるんだ。時間なんていくらあっても足りないよ」
「おいおい、また痴話喧嘩を聞かされるのか。僕はお前の彼女に嫉妬されてるんだぞ。Aがしょっちゅう遊びに誘ってくるから。お前は知らないんだろうけどさぁ……」
「いやいや今回はまじでやばいんだって!ほんとに。この間遊びに行ったときにさ」
「はいはいその話はあとで聞くから。行こうか」
「ああ店が混む前に行きたいからな」
そう言うやいなやAは教室を駈け出していく
僕は一度息を深く吸い込んでからAの後をかけて行くのだった。