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異世界召喚され英雄となった私の語られなかった話  作者: 白い彗星
キャラ紹介 ~マルゴニア王国~
5/40

王子



 ウィルドレッド・サラ・マルゴニア


 マルゴニア王国の王子である青年。常に国のことを思っている。民あっての国だと考え、国民にも優しく接するほどの人徳者。名前が長いため、身近な人物にはウィルと呼ばせている。杏にイケメンと評されるほど顔が整っている。


 杏をこの世界に召喚した張本人であり、ゆえに世界を超えるほどの莫大な魔力を有している。しかし戦闘には不向きであるため、王子という肩書きもあり魔王討伐の旅には参加しなかった。


 この世界の問題を異世界人に託すのは抵抗があったが、そうも言ってられなくなり召喚を決行。杏に対して申し訳なさと、『勇者』に選ばれた彼女に期待を寄せつつ全面的に協力した。


 実は杏を召喚したのは彼だが選んだのは世界であり、本人は自身のことを召喚主というだけの器だと考えている。


 魔王が討伐され世界が平和になったあと、平和ゆえの大変な作業の対応に追われる。その頃から、手に付かなくなってきた仕事の補佐兼ボディーガードとしてガーブルという人物を、さらに自ら志願してきたバーチという男の二人を側近として置く。この頃から、王子の性格が変わってきたという声がちらほら上がることになる。


 ウィルの言葉には魔法と違った『強制力』があり、本人の自覚のないままに育ってきた。自分の力を知ったのはバーチに指摘されてからである。その強制力は杏でさえ簡単には破れないほど。ただしこれは体の強制を促すものであり、心まで強制するわけではない。原因はわからないが、一説には王族の血を引く者には力が引き継がれるのではという見解も。


 杏が復讐に訪れた際は、民や臣下が傷つくのもいとわない姿勢で通していたが、とうとう追い詰められたため姿を現す。その後も杏が知っていた彼とは違った態度を見せていた。


 そこに至るまでの経緯は杏の知るところではないが、杏を選んだのは世界でも召喚したのは間違いなくウィル本人であり、杏がいなくなったことで杏の家族が不幸になるその原因を作った人物。そのため、杏が世界と彼に深い憎しみを抱くようになる。


 ちなみに、ユーデリアの村を襲ったのはマルゴニア王国の人間で、その先頭に立っていたのは側近の一人バーチであるため、それを指示したのはウィルだと杏は疑ったが……この件については本当に知らなかった。

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