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イントゥザヴレインズ!



 あはぁー……最近今期のアニメが次々終わってるけど、ついに遊戯王VRAINSも終わってしまった。今期アニメってわけじゃないけど、二年半お疲れ様。


 考えてみれば、主人公藤木遊作も、復讐者なんだよね。


 ストーリーとしては

 十年前、六人の子供が拉致され、VRゴーグル以外なにもない部屋に個別に監禁される事件が起こる。監禁下、VRゴーグルを装着してデュエルを強要され、敗北すれば食事を減らされるなどの過酷な日々を強いられる。半年が経ったある日突然事件が解決し、子供たちは解放される。しかし、後にロスト事件と呼ばれるこの事件の首謀者や目的などは一切謎のまま。

 遊作は監禁当時の記憶を失い、

ある一人は十年経った現在でも心にトラウマを負い廃人状態、

またある一人は両親が、誘拐された自分を捜している最中交通事故により亡くしてしまうなど……

 その事件は様々な人間の人生を大きく狂わせた。

 遊作は、失った記憶を取り戻すため、あの時から止まった時間を動かすため、そして人生にケジメをつけるために、事件の真相を求めて調査を開始する。そこでとある組織の呼称を突き止め、同時期にネットに出現するハッカー集団が関係していると推測し、復讐のために組織を追い……やがて首謀者と事件の真相を突き止める

 ……という話なんだけどね。



 主人公が自分の人生を取り戻すために、復讐していく……遊戯王でありながら、そのスタイリッシュなスタイルに惹かれたわけですよ。


 当時はもちろん、「異世界召喚され英雄となった私は、元の世界に戻った後異世界を滅ぼすことを決意した」は執筆どころか構想すらなかったわけだけど……思えば、主人公が復讐する物語なんて、めったにないよね。


 ただ、遊作は冷酷なわけではなく、関係ない人間は自分には関わらせまいと遠ざけるし、事件を起こした組織にロスト事件の被害者、つまり自分と同じ境遇の人間がいると知ったとき敵対していたのに非情になりきれない部分があったり……


 自分が書いてる復讐物語よりも人間味の溢れる主人公ですが、遊作のスタイルはどこか取り入れることのできるところがあるかもしれないな。と、思っている今日この頃。

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