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裏切りの翼  作者: 神虫
2/3

初の戦闘


スースーと冷たい微風が頬を撫で、血生臭い匂いでうめき声をあげながら目を覚ます。そして、ズキズキとする頭とこの気持ち悪さに眉を寄せながらなぜこうなったのかを思い出す。



「・・・そうか。魔力枯渇で気絶してたのか」



ふらつく頭を押さえながら何かないか辺りを見回す。


周りはまだ明るいがもう少しで夜になるだろう。この辺は邪神の邪気せいで強い魔物が多く生息しているから、夜までにここから離れなければ。そして近くの街に行って俺がどういう扱いになっているか調べよう。この辺だとスターリーが近いからまずはそこに行くか。


そう考えて30分ほど火を起こし、体を温めたあと夜になり魔物が活性化する前にスターリーへと出発した。


この辺は邪気を多く摂取した邪樹が生い茂っており、明るくても日光を遮断していつも薄暗いから魔物から隠れることができる。そう隠れながら15分くらい歩くとついに3匹のゴブリンが現れた。


それと同時に鼻が曲がるほどの異臭が漂い、ついうめき声をあげる。図鑑で写真を見たことはあったが、実際に見てみるのは初めてでこんなに臭いと思わなかった。


でも図鑑では最弱の魔物って書いてあったし、倒せるかもしれない。このままレベル1だと何かあったときに不安だし、レベルは早めに上げておいた方がいい。おっと、その前にステータスを強化してからやろう。


-------------------------

ライア・ウルガット

レベル:1

HP:120/120

魔力:1330/1330


筋力:540

耐久:280

俊敏:300

魔防:270

幸運:100


血統スキル

『封印魔法Lv.Max』


伝説スキル

『魔力変換Lv.1』


希少スキル

『祈祷術Lv.Max』『魔力掌握Lv.Max』


普通スキル

『集中Lv.Max』『光魔法Lv.3』『火魔法Lv.2』

『杖術Lv.5』

-------------------------


・・・魔力は回復してるけど筋力の値が下がってる?そういえば母が人間は魔力を吸って吐いていると聞いた事がある。もしかしてもともと魔力だから吐いてどんどんなくなっている?


なるほど、でも減っていくスピードは速くない。もう魔力は満タンだし、ずっと忘れず続けて行けば永遠に強くなっていく。


ステータスが減った理由もわかって、希望もでてきたしゴブリンを倒しに行こう。まず魔力を1000くらい使って、筋力を強化。そして、後ろからゆっくり近づいて近くにあった先の尖った枝で頭を突き刺す!



「ギシャッアア」



大きく叫び声をあげるゴブリンに驚き手を放してしまう。すると状況を理解できずにフラフラと少し歩いた後、地面に倒れた。



「ふう、焦った。思ったよりもHPが高かったか。知能が低くて助かった」



もう少し知能が高かったらこっちがやられてかもしれない。しかしやった価値はあった。


-------------------------

ライア・ウルガット

レベル:2

HP:130/130

魔力:330/1430


筋力:540

耐久:280

俊敏:300

魔防:270

幸運:100


血統スキル

『封印魔法Lv.Max』


伝説スキル

『魔力変換Lv.1』


希少スキル

『祈祷術Lv.Max』『魔力掌握Lv.Max』


普通スキル

『集中Lv.Max』『光魔法Lv.3』『火魔法Lv.2』

『杖術Lv.5』

-------------------------


よし!レベルが上がっている。思っていたよりもステータスが上がっている。本には人によって上がる量は違うと書いてあったが、俺は高い方らしい。


そのあとゴブリンの討伐した証拠である耳と魔石を回収した後、20分ほど歩きついにスターリーに到着した。


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