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枕の下に 希望の上に(8)

空っぽな骨は

閉じ込めた箱の中に

予め用意された椅子に座る

特に不都合は無いけれど

特に揺れ動く事も無い

心に振り子が無い

ここは暗くない

ここは明るくない

あるのは実働時間と

折り畳まれた自由時間




布団に入って

天井の点を数えるみたいな

在り来たりな行動を

夜の部に取りながら

明日の準備

朝の部の仕事を考えて

意識だけを引き抜かれる

夢を見る日が消えた




電柱の上に烏

叫びながら場所を知らせ

叫びながら時間を知らせ

夕方の月を後にして消える

空っぽな骨は

飛ぶ為に必要な能力

そのくせ頑丈なんだってさ

強くて軽い人間には

一生わからないだろう




解放していく過程で

予め用意された時間に縋る

特に不自由は無いけれど

特に飛び跳ねる事も無い

心の振り子が揺れない

ここは寒くない

ここは暖かくない

あるのは自由時間と

折り畳まれた可能性




外を歩いて

目に付く数を足し算するみたいな

在り来たりな行動を

朝の部に取りながら

未来の準備

夜の部の仕事を終えて

身体の芯を引き抜かれる

形を見る日が消えた




屋根の上に雀

歌いながら場所を知らせ

歌いながら時間を知らせ

一番星を見ずに消える

空っぽな骨は

使わないなら無能

そのくせ頑丈なんだってさ

弱くて重い人間には

一生わからないだろう




無意識の中に

石油を燃やしたような黒い煙

選んでいないのに

欲しがっている

誰も教えてくれない

当たり前だろう

教えられた人生を歩め

そう言われたら嫌なのだから

生まれながらに

誰にも教えられない時間を

貰っているのが人生だ

何もかも

自らで選ぶしか無いのだ




電柱の上に烏

叫びながら場所を知らせ

叫びながら時間を知らせ

夕方の月を後にして消える

空っぽな骨は

飛ぶ為に必要な能力

そのくせ頑丈なんだってさ

強くて軽い人間には

一生わからないだろう




屋根の上に雀

歌いながら場所を知らせ

歌いながら時間を知らせ

一番星を見ずに消える

空っぽな骨は

使わないなら無能

そのくせ頑丈なんだってさ

弱くて重い人間には

一生わからないだろう


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