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決意!

何を言っても笑われると気が付いているから、ここは流すに限る…

早く!早く!レッドハーツ公爵ぅぅぅ!!返事をはよぉおぉぉぉ!


私の祈りが届いたのか、次にブルーラング先輩が口を開く前に、バサバサと羽音を立てて連絡鳥が舞い降りてきた。


うっし!


思わず、小さくガッツポーズをとる。

見られていないと良いな…チラッと、ブルーラング先輩を窺い見て、チャシャ猫のような顔をした先輩とバッチリ目が合い、見た事を即座に後悔したのは言うまでもない。


「な!?父も、特に婚約破棄の打診をした覚えは無いそうだ。

今回の事は、こちらからも調べてみる。

ルーナ、君を守れなくて申し訳ない!」

「いいえ。嬉しいですわ。領でお帰りを心からお待ちいたしておりますわ。」


綺麗な角度で、ルーナ様に向かって頭を下げるレッドハーツ先輩。

そんな彼に向って、輝くような笑顔で応えるルーナ様はとても可愛い。


「良かったですわ!これで、安心して長期休みを待てますわね?ルーナ様?」

「えぇ!ありがとうございます!エミリア様!

では、私はここで失礼いたしますわ!そろそろ帰らないと、家族が大騒ぎしだすかもしれないので。」

「まだ大騒ぎにはなっていないのですか…?」


連れてきた私が言う事でもないが、そこまでさっぱりと頭が回っていなかった。


「えぇ、私、たまに思い立ったらすぐに行動してしまいますの。

ですので、家族は少なくとも一日は猶予を持ってくださるのですわ!」

「…へぇ。」


そうだったのか。

良かった…いや、良かったのか?

家族も大変だな…


「では、私も、彼女を送っていきますので、これで失礼いたしますわ。」


とっとと席を立つ。


「おや?聖獣様が居られれば、彼女は領地に帰れるのでは?」

「あら!私、エミリア様の魔法で、ドアを潜っただけで、ここに参「あーーー!!ごきげんよう!!」


慌てて、ルーナ様の言葉を遮って、背中を押してその場を離れる。

寮の部屋まで戻り、ドキドキする胸を抑える。

コレは、恐怖か?

単に走ったからだけだったらいいなぁ…


魔法相でモルモットとして勤務は嫌だなぁ~

絶対に逃げ切ってやる!


という決意も新たに、ルーナ様を辺境伯のお屋敷まで送り、辺境伯と夫人に涙ながらに謝罪と感謝され、盛大にもてなされそうになった所を這う這うの体で逃げ帰ってきた。



あ゛~めんどくさっ!


もうこんな強行軍な週末、二度と嫌だ!!と、私が思っても仕方ないと思う。


しばらくは、ギルドの仕事はいいやぁ…

思い出したけど、私にはうどん屋もあるしぃ~

最近は、アントンが作った鹿肉の干物が良い出汁を出すらしく、客が絶えないと嬉しい悲鳴を上げていたとの報告もあがっていた。

自力の小銭稼ぎも楽しかったけど、やっぱり楽もしたいわよねぇ…


『飽き性じゃな…』

「お嬢様は、割とそうですね。」

「もう何とでもおっしゃって…」


これからは、思い立ったら吉日は辞める!と決意を固めた。





短かったので、1時間後に次章の最初を投稿します。

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