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九人目のお客様は妖怪の総大将


『One Night Honey』には変わった客が大勢来る。

 だからある意味、麻紀も毎日の接客を、どんな変わった客が来るのだろう、と楽しみにしながらしているのだが。


「……あれ?」


「ん? ああ、ごめんよ、つまらなかったかな」


「あ、い、いえ! そんなことないです!」


 隣に座っているのは、いつも指名してくれる狼男のクリフである。

 今日は最近見た映画の話をしてくれていたのだが、その途中で、どうにも気になることがあって上の空になってしまった。話がつまらないとかではなく、ただ純粋に気になって。


「マキさんは何か映画とかは見るのかな?」


「あ、ええと……あたしは、恋愛映画とか好きです」


「『ローマの休日』とか?」


「あ、見ました! めちゃくちゃ胸キュンでしたよー!」


 元気にそうクリフに返し、そしてクリフも微笑む。

 空になったグラスに、新しい水割りを作って提供し、今度は麻紀の方から。


「クリフさんは、テレビとか見るんですか?」


「んー。専らニュースばかりかな。あんまりテレビは見ないんだよね。マキさんは?」


「あたしはバラエティばっかりですねー。特に深夜の」


「僕は芸能人とかは、あまり詳しくないんだよねぇ……。特に最近、やたら大勢いるアイドルとかいるけど、一人も顔と名前が一致しないよ」


「ありますよねー」


 あはは、と笑いながらも、やっぱり気になってしまう。

 意識せずとも、視線がつい向こうに向かってしまうのだ。

 クリフは一人で来店し、そして麻紀が指名されてついている五番テーブル。

 その端に。

 何故か――老人が座っていた。


「そういえば、こっちとそっちだと、テレビ番組も違うのかな?」


「あ、ええと……現世と、幽世でしたっけ?」


「そうそう。こっちだと一番のニュースは、政権交代だね。今まで野党だった入道党が、天狗党よりも議席を増やして筆頭の与党になったらしいんだけど」


 ……物凄いカオスな政治だった。

 入道党と天狗党って何。


「こっちとそっちだと、政治も違うんですねー」


「まぁ、そうだろうね。やだなぁ、どうしても住む世界が違うことを実感しちゃうよ」


「あ、ごめんなさい!」


「いいよ、気にしないで」


 クリフが微笑みながら、グラスを口に運ぶ。

 そんな会話をしている間も、ずっと老人はそこに座っており、何故か用意もしていない水割りを飲んでいた。

 ……いつの間に作ったんだろう。


「おっと、そろそろ時間か。楽しい時間はあっという間だね」


「ええー……もう終わりですかぁ」


「僕も名残惜しいけど、仕方ないね。今日のところは帰るよ」


「またのご来店をお待ちしていますね」


「うん」


 クリフが立ち上がり、そのまま会計を済ませて玄関へ。

 それをしっかりと見送り、手を振って。

 そして四番テーブルへと戻ると、やっぱり老人はまだそこにいた。

 恐らく麻紀よりも小さいであろう、随分と小柄な老人である。


 着物は恐らく上質なものなのだろうけれど、ところどころ擦り切れている。その袖から見えている腕は、骨と皮だけのように細い。とても強力な妖怪とは思えない見た目だ。

 妖怪というよりも、近所のお爺ちゃん、みたいな。

 強いて人間と違う点を述べるならば、その後頭部だろう。やたらと後ろに突き出した後頭部は、その先端が尖っている。

 店長の知り合いとか、そういう輩なのだろうか。まぁ、別に邪魔されることはないから、麻紀の気にするようなことでもないのかもしれない。


 だけれど、この老人を見たのは、これで三度目だ。

 確か最初は、布太郎の指名についたとき。あのときは、連れなのかな、と思って特に気にしていなかった。

 二度目は、ラッセルの指名についたとき。さすがに、常に一人で来るラッセルに連れはいないだろう、と少し気になったけれど、特に何も言わなかった。

 そして今日、三度目。

 さすがにおかしい。

 ふーむ、と少しだけ考えて、もう一度四番テーブルを見やる。

 ほんの一瞬だけ、目を逸らしただけなのに。


――老人の姿が、消えていた。


 ……。

 一体、何者なのだろう。





『One Night Honey』の営業は滞りなく終了し、麻紀は全身の心地よい疲れに、軽く伸びをした。

 結局今日は、指名が三本に残りはヘルプだった。

 麻紀もさっさと着替えて帰ろう、とキャスト控え室に向かおうとして。


「お疲れ様でした、マキさん」


「あ、店長。お疲れ様です」


 その姿を見送る店長に、そう労いの一言をかけられ、思い出した。

 そういえば、あの老人のことを店長に聞かねば。


「あの、店長」


「はい?」


「ちょっと聞きたいことがあるんですけど」


「どうかしましたか?」


 恐らくレジの締めをしようとしていた店長はそう顔を上げて、麻紀を見る。

 やっぱり男前だなぁ、と少しだけ思ったことは置いといて。


「あのー……よく来るお爺さんって、店長の知り合いなんですか?」


「……よく来るお爺さん、ですか?」


「はい。なんか、端っこの方によくいるんですけど」


「……どんな方ですか?」


「ええと……小柄で、着物着ててー……あ、そうだ、後ろ頭がすごく長いお爺さんです」


「……」


 麻紀の言葉に、店長は僅かに眉間に皺を寄せた。

 ……あれ? なんだろう、この反応。


「また、来てましたか……」


「あの、店長の知り合いとかじゃ、ないんですか?」


「次に見かけたら、私を呼んでください。叩き出します」


「……はい?」


 どうやら、物騒な関係であるようだった。

 はぁー……と、店長は大きく溜息を吐く。


「そいつは、ぬらりひょんです」


「……ぬらりひょん?」


「こそ泥ですよ。誰にも気付かないうちにいつの間にか店内にいて、勝手に酒を飲んで、気付かないうちに帰っていく……そんな輩です」


「……マジですか」


 随分としょぼい妖怪だった。

 気付かないうちに訪れて勝手に酒を飲んで気付かないうちに去ってゆく。魑魅魍魎が色々といるこの『One Night Honey』では、おとなしい妖怪だ。


「あいつは許しません。いいですね。次は必ず私に伝えてください」


「あ、はい……」


「では、お疲れ様でした」


「あ、はい。お疲れ様でした」


 何らかの因縁でもあるのだろうか。

 首を傾げながらもそう返事をして、さっさと着替えようと控え室へ。

 そこで、ふと疑問に思った。

 誰にも気付かれないように店に侵入し、誰にも気付かれないように酒を飲み、誰にも気付かれないように去ってゆく妖怪。

 だというのに。


 何故、麻紀は気付いたのだろうか。





 翌日。

 静かなラッセルとの一時間を終えて、麻紀は待機席へと戻っていた。

 今日は週末ということもあってか、待機席に座っているキャストはいない。恐らく、すぐに麻紀にもヘルプに入るよう指示が来るだろう。少しでも休憩しよう、とそこに座り、コーヒーを淹れて。


「えっ!?」


 当たり前のように、そこに座っている老人の姿に、思わず声を上げた。

 つい昨日見た、後ろ頭の長い老人。確か店長の言葉によれば、ぬらりひょん。

 麻紀の昨日、家に帰ってからぬらりひょんについて調べたが、その結果は店長の言葉と大して変わらないものだった。

 ぬらりひょん。

 その特徴は、どこからともなく家に入ってきて、お茶を飲んだりするなどして自分の家のように振る舞う、というものだ。あまりのしょぼさに、ウィキペディアを見ながら笑ってしまった。

 少々気になる記述はあったけれど、概ね勝手にお茶を飲んで帰ってゆく妖怪と認識して差し支えない。

 ぬらりひょんは、自分の前に置いたコーヒーカップを口に運び、傾けて。

 ふむ、とその顎に手をやった。


「お嬢ちゃん、ワシが見えるのかね?」


「え? あ、はい」


 何を当たり前のことを聞いているのだろう。

 そう思うけれど、ひとまず頷いておく。こんな風に我が物顔でいる輩に、気付かない方がおかしいのではないか。

 しかし、ぬらりひょんはふむふむ、と頷いて。


「いかんなぁ。ワシとあろう者が、少々鈍ったか」


「?」


「いやいや、すまんの。ワシはぬらりひょんじゃ。お嬢ちゃんは何という?」


「あたしマキです」


 素直にそう名乗る。

 ぬらりひょんは好々爺とした笑みを浮かべながら、うんうん、と頷いた。


「お嬢ちゃんは、いい子じゃなぁ」


「やだ、もういい子って年じゃないですよー」


「なぁに。ワシからすればまだまだ子供じゃよ。お嬢ちゃん、ヒマならこの年寄りの話にでも付き合ってくれんかね?」


「あ、無理です」


 麻紀はそう断じる。

 とりあえず、店長に伝えなければいけない。叩き出すとか言ってたし。店長に突き出せば金一封とかくれるかもしれないし。


「ほう?」


「あ、そこで待っててくださいね。店長呼んできますんで」


「そりゃ困るのう」


「だって、お爺さん、タダ飲みですよね? 一応ここはお店なんで、お金払ってもらわないと」


「良かろう。金は払うとも。だからお嬢ちゃん、ここにいておくれ」


 ククッ、と笑ってぬらりひょんは、その懐から紙幣を取り出して置く。

 どうやら、お金がないからタダ飲みをしているわけではないらしい。


「この金は、ワシから個人的にお嬢ちゃんに支払おう」


「……え?」


「ワシもこの店に来るのは何十回目になるか分からんが、ワシの姿を見てこうやって話しかけて来たのは、お嬢ちゃんが初めてじゃ。かといって、この店の売り上げに貢献するというのも腹立たしい。だからワシは、お嬢ちゃんに直接支払おうではないか」


「えー……」


 それはどうなんだろう。

 少しだけ悩み、店長に目を向ける。

 どうやら全く気付いていないようで、別の客の会計をしていた。ぬらりひょん自身は色々怪しいけれど、気づかれないというのは本当らしい。

 店長も気付いておらず、他のキャストもボーイも気付いていない。麻紀がちょっと黙っておけば、直接お金をくれる。

 おいしい話である。

 くれるかどうかも分からない店長からの金一封よりも、ぬらりひょんから直接貰える確実なお金の方が明らかにおいしいだろう。


「まぁ……それなら、いいかなぁ。えっと、ご指名入るまでなら、いいですよ」


「良かった良かった。別にワシも、金がないわけではないんじゃよ」


 何より。

 色々な妖怪と触れ合い、話を聞くのが麻紀は最近楽しいのだ。

 このぬらりひょんという妖怪の話も、聞いてみたい。


「んじゃ、何か飲まれます? 水割り作りましょうか?」


「おぉ。では頼む。いや、誰かに作ってもらうなど久しぶりじゃな」


「そうなんですか?」


「ワシはぬらりひょんじゃからな。気付かれないうちに飲むんじゃから、自分で作らねばならんのだ」


 カカカ、とぬらりひょんは笑う。

 その笑い声もどこか好々爺としていて、なんとなく憎めない感じだ。


「でも、なんでタダ飲みしてるんですか? お金があるんなら、ちゃんと正規の手続きをしてもらえばいいですよ」


「なぁに。それもワシの身が持つ業というものよ」


「意味が分からないです」


「ぬらりひょんとして生まれた以上、飯や酒に金を払うなど許さんのじゃよ」


「へー……」


 頷いてみたけれど、やっぱりよく分からない。

 その代わり、ぬらりひょんがドケチだということは分かった。そのあたりは麻紀にも通じるところである。


「しかしお嬢ちゃん、何故ワシが見えるんじゃ?」


「……さぁ?」


「ふむ。霊感が強いんかのぅ」


「今まで、何も見たことないですよ、あたし」


 心霊スポットとか行ったことあるけれど、何事もなく帰った。

『One Night Honey』で働き始めるまで、不思議なことには全く縁のない人生である。霊感が強いということはないだろう。

 ふむ、とぬらりひょんが首を傾げる。


「それにしては、ワシが見えるというのも不思議じゃのう」


「そうなんですか?」


「うむ。物は試しに見せてやろう」


 ぬらりひょんはそう言って立ち上がり、とことこと店の中央の廊下を歩く。

 その姿を注視する者は誰もおらず、まるでいないものであるかのように、忙しく働くボーイ。

 そのまま、玄関のレジにいる店長の前まで歩いて。


「ばーかばーか」


 そんな、子供みたいな罵声を浴びせる。

 ……いや、何言ってんの。

 そう思うけれど、しかし店長は全く気付いた様子がない。

 ぬらりひょんはそのまま店長に背を向け、そのまま適当なテーブルへ向かい、そこからグラスとウイスキー、ミネラルウォーターを何気無く取って、帰ってくる。

 誰一人として、それに気付かず。

 ……すごい。


「ホレ。それじゃ、ちょいと水割りでも作ってもらおうかの」


「……ほんとに、気付かないんですね」


「うむ。ワシが見せようとせぬ限り、見えぬ。ぬらりひょんとはそういう妖怪じゃ」


「凄いですねー」


 本当に凄いのだが、本当にしょぼい。

 それだけ姿を消せるなら、他に色々できそうなのに。


「む?」


「はい?」


 水割りを素早く作って、ぬらりひょんの前に差し出す。

 そこでぬらりひょんが、何かに気付いたように、眉根を寄せた。

 その目が注視しているのは。

 麻紀の、腹。


「……ふむ」


「あ、あの?」


「上から八十三、六十、八十六か。安産型じゃな」


「いきなりセクハラ!」


 見事にスリーサイズを当てられてしまっていた。

 最近太った腹回りを隠そうと、そこに手を当てて。


「冗談じゃよ」


「いや、ばっちり当たってるんですけど……」


「何故ワシが見えるのか、分かったんじゃ。その腹……まさか、神の加護を宿しておるとはな」


「……へ?」


 麻紀の腹にあるもの。

 それは――火の鳥の、羽だ。

 いつも通り、あったかいから腹に入れていただけなのだけれど。


「ふーむ……随分と物騒な加護じゃのぅ」


「そうなんですか?」


「うむ。力の性質から察するに、火か。お嬢ちゃんが危険と察すれば、触れた相手を消し炭にするレベルの加護じゃ。ただの人間が持つには、大きすぎる力じゃな」


「あー……」


 確かにその通りだ。

 この羽のおかげで、鬼もどきから自分の身を守ることができた。


「お嬢ちゃん」


「はい?」


「人間を辞めぬうちに、戻った方がいいぞい」


「へ?」


 ぬらりひょんは、これまでにない真剣な顔で、麻紀を見据えた。

 意味の分からない言葉に、首を傾げるしかできない。だけれど、ぬらりひょんの眼差しは真剣そのものだった。

 人間を辞める。

 その言葉に、何の心当たりもないのだけれど。


「どういう、ことですか?」


 だからそう、質問を返す。

 ぬらりひょんは、鷹揚に頷いた。


「ワシは、お嬢ちゃんの考える人間の定義とやらを知らぬが」


「はい」


「お嬢ちゃんの知る人間とやらは、己の危機に相手を消し炭にする力でも持っておるのか?」


「……え」


 そんなもの、持ち得る者などいないだろう。

 人間は弱い。戦う力など、妖怪に比べれば遥かに低いだろう。

 だけれど。

 麻紀は――触れた相手を消し炭にする力を、持っている。


「過ぎたる力は、己の身を滅ぼす。お嬢ちゃん……老骨から、助言じゃ。早いうちに、この店は辞めよ」


「嫌です」


 瞬間で、そう首を振る。

 思わぬ答えだったのか、ぬらりひょんが僅かに眉根を寄せた。

 辞める?

 とんでもない。

 やっと仕事が楽しくなってきたのだ。指名してくれる客も増え、毎日が楽しくて仕方ないのだ。

 どうしてそんな仕事を、辞める必要があるのか。


「……何故じゃ?」


「だって、楽しいですから」


「妖怪は、人と相入れぬものじゃ」


「え、でも皆、あたしのこと気に入ってくれますよ?」


「そのような態度でありながら、牙を研いでおるやもしれぬ。襲われ、命を失うぞ」


「えっと、そうなったら相手、消し炭になっちゃうんですよね?」


「……む」


 そこでぬらりひょんが、言葉に詰まる。

 麻紀の持つ火の鳥の羽は、相当な代物だ。今ここでぬらりひょんに襲われても、助けてくれるだろう。

 現状、無敵である。


「……何故、それほど楽しいのじゃ?」


「お客様が笑ってくれると、あたしも嬉しいから!」


 本音だ。

 出来るならば、いつまでもここで働きたい。

 いつまでもここで、笑顔で接客を続けたい。

 そんな麻紀の言葉に、ぬらりひょんは大きく溜息を吐く。

 そして、嬉しそうに。

 カカカ、と大きな声で笑った。


「すまんのぅ、お嬢ちゃん」


「はい?」


「この間、少しばかり脅されたじゃろ? あのタヌキは、うちの若い衆でな」


「へ!?」


 麻紀を脅してきたタヌキ。

 そんなもの、該当する相手など、一人しかいない。

 それが――ぬらりひょんのところの、若い衆!?


「この店の隣にある、『MNK48』に頼まれてな。『One Night Honey』を潰すように、とな。ワシもそのために、偵察代わりに侵入していたのじゃ」


「ええっ!?」


「じゃが、気が変わった。ワシもこれから、贔屓にさせてもらうとしよう」


 ぬらりひょんが、立ち上がる。

 そしてとことこ、と我が物顔でテーブルの間を歩く。やっぱり誰にも気付かれず。

 麻紀も、その後を追った。

 玄関を開き、出てゆくぬらりひょん。

 その、目の前に。


「お疲れ様です! 組長!」


 ずらりと。

 筋骨粒々の姿に真っ黒のスーツを着込んだ、妖怪が整列していた。

 ……何これ?


「お嬢ちゃんにはこいつをやろう」


「あ、あの……?」


「次は、ちゃんと正規の客として来よう。何かあれば、ワシの名を出して構わん。この店に興味はないが、お嬢ちゃんは気に入った」


 ぬらりひょんが手渡した、小さな紙。

 それは、名刺。


「ええええっ!?」


「ワシがお嬢ちゃんの後ろ盾になってやろう。ではな」

 そこに書かれていたのは、とんでもない事実。


――妖怪極道組織『あやかし組』、総組長ぬらりひょん。


 夜風に吹かれながら。

 ぬらりひょんは威風堂々と黒のハイヤーに乗り込み、去っていった。

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