一日の危機
「くっ・・・最も恐れていた展開が的中した!!」
命が焦りを隠せない口調で言う。
「アメーバと交戦か・・・周囲の民間人を態々避難させるとは余程の脅威のようね」
「だったらどうするってのさ!!」
「決まってるじゃない、アメーバを鹵獲するためにも、あなたを元に戻す為にも協力するわ、このアメーバ達に!!」
命の問いかけに対し、生花は明確にそう答え
「そうだな、せっかくのチャンスを逃すわけにはいかない」
と聖も賛同する。
「くっ・・・仕方ないわね。皆、彼らも迎撃して。但し、標的はあくまでもアメーバを最優先、彼等にに構っている間にアメーバを取り逃したなんて事の無い様にね」
一日が他のメンバーに支持を出すと
「了解!!」という声が一斉に響く。
そして一日達、アメーバ、聖達の戦いが幕を開ける。
アメーバは双方を問わず飲み込もうとするが聖達はそれを無視しつつ一日達に攻撃を仕掛けていく。一日達も負けじと応戦するがアメーバへの対応をてこずり、思うように戦う事が出来ない。
「いける、このペースなら!!」
そう希有が言った瞬間、アメーバは希有を飲み込もうとするがその目の前にロザリーが立ち代わりに受けようとする。
「あ・・・ありがとうございます」
「アメーバ達にとって私達は味方という訳ではないんです。その事は忘れないで下さい」
感謝を述べる希有に対し嬉しさを多少加えつつも厳しい声で諭すロザリー。
それからも戦いは続き、それぞれの陣営は少しずつ消耗していく。
「くっ・・・・このままじゃじり貧・・・」
そう命が呟き、銃の弾丸カートリッジを変更しようとした次の瞬間、、その背後から生花がタックルを食らわせ、命をその場に倒れこませて銃を手から落とさせる。
「くうっ」
「命君!?」
木の葉が心配の声を上げると命は「だ、大丈夫・・・!!」とはっ、と顏を上にあげる。そこには目の前にまで迫ったアメーバがいた。
「命君!!」
シオンがそう叫ぶと命は迫るアメーバを前に思わず目を瞑ってしまう。
「もう・・・ここまでなの・・・」
そう内心で思う一日、だが一向に飲み込まれない。恐る恐る目を開けてみるとどこにhsアメーバの口を塞ぐ一日の姿があった。
「い・・・命君・・・早く距離を・・・」
そういった次の瞬間、近づいてきた別のアメーバに一日は飲み込まれてしまう。
「!!一日ちゃん!!」
そういった命は銃を取りに行こうとするが既に大量のアメーバに妨げられ、近づく事すら出来なくなってしまう。
「あらあら、これは予想外の大事だね。幹部が飲み込まれるなんて」
いかにも棒読みな声でチュアリは言う。
「一日ちゃん!!」
その場にいる一日のメンバー全員が声を合わせて叫ぶ。




