未知なる遭遇者
玄関から外に出た一行、直後に
「導く尊法!」
と一日は叫ぶ。その直後、一行の体は光に包まれ、次の瞬間には目的地となる韓国軍進路上にワープしていた。
「敵はまだ来ていないようですね」
「油断は禁物だよ。いつ来てもおかしくはないんだから、それに・・・」
どこか緊張感に欠けた声で木の葉が話すとそれを諭す様にと言葉が発言する。
「それに・・・何なの?」
「敵なら来てるわよ。」
そう言って言葉が指さした先では自衛隊と魔王軍の合同部隊が韓国軍を迎え撃っていた。しかしその差は圧倒的であり、合同部隊の方が量、質ともに高いのは誰の目から見ても明らかであった。
「流石フリーチェ様の直属の部隊。でも技術を使いこなしている自衛隊の皆さんの技量も見事な物ね。これがもっと早く活用されていれば・・・」
この光景を見た一日は賞賛とも皮肉とも取れる口調で感想を述べる。
「さて、ここからは・・・」
「僕達の戦いですね」
一日が言うと命がそれに続ける。
その直後、迎撃に当たった合同部隊の背後に突然白いアメーバのような存在が出現する。
「な、何だこれは!!」
自衛官の一人が振り返ってそう述べるとその存在はその自衛官を飲み込もうとする。
「うわああああっ」
恐怖のみが込められた声で自衛官は叫び、顔の前に手を置く。その時
「守りし盟友!!」
と一日が叫び、自衛官の前に光の壁を出現させて守る。
そして自衛官に命は駆け寄り
「大丈夫ですか!!」と呼びかける。
「あ、ああ・・・君達は何度も危機を救ってくれている少年少女か・・・はは、情けないな・・・大人が子供に守ってもらうしかないなんて・・・」
自衛官は自嘲しながらそう口にする。
「情けなかろうと、そうでなかろうとあなたにも出来る事はあります。早くこの付近にいる人を非難させて下さい!!」
暗は叱責とも激励とも取れる口調で自衛官に呼びかける。
「君達はあれについて何か知っているのか・・・」
「機密度の高い情報なので容易には教えられませんが・・・私達が現座追跡している最大の敵であり、野放しにしておくとこの世界そのものを覆い尽くしかねません。そして、付け焼刃で身に着けた技術では応戦は難しい相手です」
「分かった。私達は近隣の住民の避難に全力を尽くそう」
自衛官はそういうと自分の不甲斐無さを呪うような顔をしつつ、kその場を後にし、その場にいた他の自衛官や魔王軍の兵士もそれに続いていく。
「さて・・・どうしますか?」
そう聞いたのはシオンであった。
「決まっているわ・・・こいつらを市街地に向かわせるわけにはいかない。殲滅するわよ!!」
そう一日が返答するとその場にいた全員が交戦体制をとる。




