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一日との出会い

「最初に出会った時、僕達はただ自分の欲の為だけに行動する存在でした」


そう最初に口火を切ったのはヒリズだった。そして


「俺はただ力による支配を求め、ヒリズは全てを管理する事を求め、回帰は全ての感情を管理しようとした」


と神消しが続け


「そんな僕達だから当然連携も取れず、フリーチェ様も含めていがみ合っていた。敵がいなければ僕たち同士で戦っていただろうね」


回帰がどこか懐かしむ様な、皮肉を込めるような口調で語って締める。


「それ故に我等の行動は力による支配以外では有り得なかった。あの子が来るまでは」


どこか思う所がある声でそうフリーチェが告げると


「はい。最初はびっくりしましたよ。僕達みたいに二つに分かれる事無く、しかも最も扱うのが難しい創造の力をあれだけ易々と使いこなしているんですから。ねえ、皆、覚えてる?一日が仲間になってくれた日の事、そしてそのときやった手荒な歓迎の事」


「ああ、覚えているとも。忘れはしないさ」


他の二人も声を揃えて語るとその場にいた全員がその両目を閉じる。そして両目を閉じたヒリズは一日との記憶の一部を思い出す。


「フレイム・ブラスト」


そう言い放ttあヒリズは両手から炎を放ち一日を攻撃するが一日はそれを難なく躱し、そのままヒリズに接近して


「フリーズ・ナックル」


と言いながら凍り付いた右手で殴り掛かり、ヒリズを跳ね飛ばす。そしてヒリズはその殴られたところから見る見る内に氷が広がっていく。


「くっ、その力をここまで・・・認めたくないけど・・・」

「なら認めてもらわなくてもいいです。ですが幾ら否定しても現実は変わりませんよ」


売り言葉に買い言葉で返すヒリズと一日。


「あの時は本気で悔しかったな・・・でも、強かった」


そう呟くヒリズの隣で同じく目を瞑り、回想に浸る回帰と神消


「マジカル・シュート!!」


そう言って放たれた紫の光球を一日は難なく躱していき、そのまま飛び上がると「バスターマジカル・・・ブラスト!!」と言って両手から紫の魔法を放ち、それを回帰に当てる。


「一つの感情に囚われていては、先に進む事は出来ません」

「僕が一つの感情に囚われている・・・?」


神消の繰り出す格闘術を軽々と躱す一日、その後一瞬の隙をついて反撃しかおにキックを入れて神消を跳ね飛ばし、地面を引きずらせる。


「ぐうっ・・・ああっ・・・」


傷を受け、ボロボロになっても立ち上がろうとする神消


「やめてください。それは諦めないのではなく、ただの無駄な労力です」


一日は神消に対し、無情にもそう言い渡す。


そして三人は揃って目を開く。


「やっぱり・・・今思い出しても一日は強い・・・何だろう、こう、気持ちが違うというか・・・」


ヒリズが語ると他二人も首を縦に振って同意するのであった。

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