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切り捨てるべき物・・・

京谷が扉に目を向けるとそこには「久しぶりだね、京谷・・・」と言う声と共に狂気を孕んだ笑みを浮かべ、片手銃を向ける命が居た。


京谷が「命・・・」と言うと命は「驚いたよ。君があの事を全部話すなんて」と言い、京谷が「お前は・・・本当に・・・」と言うと命は「僕は何も変わってはいないよ。あの時、お前をここに送ったあの時からね」と言う。京谷が「俺の事はいい・・・だが、お前の親御さんは・・・」と言いかけると命は手にした銃を発砲し、京谷は上半身を捻って辛うじて其を避ける。その直後命は「何?僕を本気で思いやっている、心配しているとでも言いたいの?そんなものは幻想さね。目に見えない物を都合よく解釈している。ただそれだけだ」と口調を荒げて言い、京谷は「命・・・」と言う。


更に命は「所詮思いやりも気遣いもまやかし、其をしている自分が素晴らしい人間だと思いたいが為にやっているだけに過ぎないのさ。ならそこに必要なのは論理性であり合理性。感情なんて二の次なのさ!!」と続け、京谷が「なら、お前は何の為にこんな事を・・・」と言うと命は「決まってる。僕自身がやりたいからさ。一日ちゃんと共に世界を作る。その作業の為にね」と返答し、京谷が「それは矛盾してないか・・・思いやりがまやかしに過ぎないのならお前のその・・・」と言うと命は再び発砲し、その銃弾は京谷の肩を掠める。


命は「していないよ。何故なら此は僕自身の考えによる行動に過ぎない。一日ちゃんがその結果感謝してくれなくても良い。嫌われても恨まれても良い。そう思える存在だから」と言い、京谷が「どうせ自分以外の人間の気持ちなんて分からないから切り捨てるっていうのか・・・」と掠めた肩を手で押さえながら返答すると命は「そうなるかな。さて、そろそろ消えてもらおうかな。あの時はその場に居た一日ちゃんの慈悲で助けてあげたけど今度はその必要もないしね」と言うと又銃口を京谷に向ける。だがその直後病室にディメンジョン・ゲートが開き、そこから聖達が現れる。


命が「ちっ!!」と言うと生花は「命、京谷君!!」と言う声と共に双方の間に割って入る。


京谷が「皆さんがどうして・・・」と聞くと聖は「昼間君が招いてくれた時、万が一の事態に備えてここにある物を仕掛けておいたのさ。それがこんなに早く役に立つとはさすがに思わなかったけどね・・・」と言う。


命が「ほら、個々にいる連中が僕の事を心配している、思いやっているなんて偽り。現に邪魔をしに来てるじゃないか」と言うと京谷は「命・・・それは・・・」と言いかけるが生花は「命・・・貴方は憎しみを増幅されているのよ。正常な判断が出来なくなっているのよ!!」と割って話しかける。だが命は「・・・で、だから何?」と抑揚に乏しい声で返す。

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