回る螺旋 沈む泥沼
シオンが「これは・・・?」と聞くと一日は「先日の宣戦布告の後、開き直ったのか韓国が時おり軍隊を回してくるようになったのよね、ま、それはそれで都合がいいんだけど」と言うが命は「でも一日ちゃん、もしかしたら・・・」とどこか不安げな表情を浮かべる。
一日が「命の言いたい事は分かっているつもりよ。もしかしたらこれは何か大きな行動を起こす為の目眩ましかもしれない。そう言いたいんでしょう」と聞くと命は「うん・・・もしかしたらこの裏で・・・」と言い、一日が「その可能性は十分考えられるわ。だから他の国にも私達のパイプを繋げておいたのよ、今日」と返答するとシオンは「じゃ、今回の武器提供はその為にも?」と言い、一日は「ええ、此でスパイ活動もしやすくなったわ」と言う。
同じ頃、此のニュースをみていた聖達もこの事について話し合っていた。生花が「韓国が何で又・・・」と言うとロザリーは「いえ、此の攻撃は日本側も承諾しています」と言う。希有が「日本も承諾?どう言う事です?」と聞くと聖は「此の攻撃は日本に攻撃を加え、フリーチェ達の戦力を炙り出すと同時に目線を剃らす事で外国から反撃準備を整える手筈だったのですが・・・」と言い、望が「今回の支援で其が駄目になってしまったと・・・」と言うと聖は「ええ、今回の支援で奴等のパイプが外国にも繋がってしまいました。その結果外国で極秘裏に準備を整える事はかなりし辛くなります。何処から情報が流出するか分かりませんから・・・その一方で支援の実態は報道どころかネットにすら流れていない始末です。此ではその国を外す事も又困難でしょう。大国も含まれていますからね」と言う。
テレサが「くそっ!!反撃の糸口もつかめねえままどんどん泥沼にはまってやがる・・・」と言うと望は「命君達の行方を追おうにも見張り場所は失ってしまいましたし・・・一体どうすればいいのでしょう・・・」と言い、途方にくれた表情を浮かべる。
その頃、フリーチェ達もこれ迄の流れについて整理していた。フリーチェが「ヒリズの世界の制圧は完全に終了したか」と言うとヒリズは「はい。と言っても実際に制圧を完了させたのは・・・」と返答し、フリーチェは「分かっている。一日なのだろう」と言う。
回帰が「相変わらず見事なやり方ですよ。最初は奇策でいったと思ったら次はそう見せかけた正攻法。やはり彼女は違います」と言うとフリーチェは「ああ、尤も扱うのが難しいあの能力を易々と使いこなし、短期間で此だけの成果を挙げ、更に力以外の手段で自分の世界を制圧している・・・だが其よりも・・・」と言い、神消は「ええ、彼女を見ていると俺達の中から何かが浮かび上がってくる・・・これは一体・・・」と言い、ヒリズは「遠い昔に忘れてしまった何か。そう言うのが一番しっくり来る」と言う。




