新たな来訪者
そして二人は同じ家に入っていき、命は「じゃ、僕は皆のところにいってくるから」と言って玄関で別れて別々の行動を開始する。その後命は一軒家に似つかわしくない大広間に行き、そこに居た大勢の子供達と会話を始める。その中の一人が「命君、遅かったね」と言うと命は「ゴメン、今日は学校が長い日で」と言い、その子は「ま、仕方ないよ。それより早く」と言う。そして仲睦まじい会話が始まる。その部屋のTVには例の二つの事件に着いて各国のトップが階段を開いていると言うことが報道されていた。
だがその会談会場では正にその時、天井か突如として人が現れると言う前代未聞の事態となっていた。その中の一人、会話聖は中国国家首席の「一体何者だ、その魔法フリーチェと言うのは?」と聞き、聖は「私達の敵です。これまで様々な世界を支配下に置いてきた存在。私たちはその支配された世界の存在なのです。魔王を倒し、世界を救う為にこの場所へとやって来ました。ですが今回の魔王の行動は明らかに不自然な点が多い」と言う。日本首相が「不自然な点とは?あなた方が私たちの名前に合わせて要るように子の世界の状況に合わせているのでは?」と聞くと聖は「いえ、これまで魔王は最初に現地の生命に自身の力を与えて洗脳していましたが、その後は数押しで制圧していくケースが圧倒的多数でした。その段階で阻止した世界も在しています」と言う。アメリカ大統領は「成程、最初だけ入り口を作りその後は・・・と言う訳か」と言う。聖は「この世界に魔王が来ているのは確実です。ですがこのやり方は魔王のやり方ではない」と言う。日本首相が「もし仮に今この世界で起きているあの事件が魔王の仕業だったとして、このやり方の違いは・・・」と言うと聖は「主導しているのは魔王以外の何者か・・・と言うことなのかもしれません。前例はありませんが、その可能性も考慮して行動してみます」と言う。アメリカ大統領が「つまり、あなた方は私たちの味方だと?」と聞くと聖は「少なくとも今は」と返答する。