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埋葬されし暗部

そし暫く歩いていくとそこには大きな墓地があった。一日が「墓地・・・か、どうやらこの世界にも死者を埋葬する文化はあるみたいね」と、どこか胸を撫で下ろした雰囲気を見せて呟く。その次の瞬間、「あれ?彼処にいるのは・・・」と言い、一日の目に誰かが飛び込んでくる。その人物の元に駆け寄るとそこにいたのは木の葉であった。


一日が「木の葉ちゃん」と話しかけると木の葉は「一日ちゃん、貴方も来てたんだ」と言い、一日は「ええ、お互い妙なところに来ちゃったわね」と言う。木の葉は「そうね。もうすぐここにまた新たな名前が刻まれる。そう考えると、せめて下見くらいはしておいた方がいいのかなと思って。それに私、幽霊とか結構好きだし」と言う。一日が「幽霊?」と聞くと木の葉は「うん、例えばそこに有る穴、以下にも幽霊が出そうじゃない」と言い、近くにあった穴を指差す。そこは階段が備え付けられた明らかに出入り口と言える穴であった。


一日が「階段・・・何でこんな物がこんな所に・・・」と言うと木の葉は「ね、一寸入ってくるね」と言って下に降りていき、一日は「ちょ、一寸木の葉!!」と言って後を追っていく。そして下に着くとそこには機械が装着された人間が数人倒れていた。


木の葉が「何だ、幽霊だと思ったら足は有るんだ、動かないけど」と言うと後から降りてきた一日が「木の葉、そこに何が・・・!!危ない」と言って木の葉に飛びかかる。次の瞬間、倒れていた人間が左手と同化した大砲を木の葉の居た場所目掛けて撃ってくる。木の葉が「いきなり動き出した!?」と言うと一日は「これは・・・見する啓発!!」といって瞳を赤色に染め、動き出した人間を見る。木の葉が「一日ちゃん・・・」と言うと一日は「あの人間達は繋がれた機械を動かすパーツとしてしか既に存在していない。もう人間としての意思は無いわ。生きているとは言えない・・・」と言い、木の葉が「じゃ、私達に出来る事は・・・」と言うと一日は「ええ・・・楽にしてあげることだけよ」と先程までの笑顔とはうってかわった少し沈んだ声で言う。


木の葉は「・・分かった」と言うと手に銃を構え、機械部分に向けて乱射して破壊した後「さっきの作戦時に武器として与えられたこの世界の技術で作られた銃・・・フリーチェさん達が事前に入手してくれていたものがこんな形で役に立つなんてね」と呟くが、顔に笑みは無く、一日と同様にシリアスな顔を見せる。そして乱射が終わり、全ての機械を破壊すると一日は「ここは墓地・・・安らかに眠ってください」と言って木の葉と共にその場を去る。


外に出た木の葉が「今のは一体・・・」と言うと一日は「新技術か何かの失敗作が放棄されていた。そしてその機能の一部が生きていた。そう考えるのが妥当な線ね。やっぱり、どこの世界にも暗部はあるのね・・・」と言い、木の葉は「そうですね・・・」と共に沈んだ声で会話をする。


そして墓地を出ると一日は「泣いても・・・いいのよ」と木の葉に話しかけるが木の葉は「いえ、大丈夫です。其よりも旅行を楽しみましょう」と言い、一日は「そうね、それがいいわね。じゃ、また後で」と言い、別れた二人は其々観光を楽しむのであった。

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