心理、其はつくもの?つかれるもの?
その頃、帰還したヒリズはフリーチェに謁見し、他の幹部と共に「フリーチェ様、ヒリズ、ただいま帰還し、制圧に成功しましたことをご報告いたします」と告げる。フリーチェが「そうか、よくやってくれた」と言うとヒリズは「いえ、これは作戦を立案してくれた一日のお陰です、僕は只・・・」と言いかけるが一日は「いえ、私は理論を働かせただけです。実際うまくいってくれたのは先輩達のお陰ですよ」と先に告げる。
回帰が「しっかし、よく思い付くもんだよな。こちらの制圧が浅い地域の拠点にワープで殴り込みなんて」と言うと一日は「そこは心理という物ですよ。反抗のために戦力を集中させるのであれば制圧下の地域では目を盗まなければならない以上、リスクが大きすぎます。となるとそうでない地域に絞られる。でもどこにどの程度終結しているのかは分かりませんから」といい、神消が「だから一気に叩いたと言う訳ね」と言うと一日は「ええ、そしてその結果、大部分の構成員を捕らえ、さらに奴等の隠し玉もそのまま入手することが出来ました」と言う。
フリーチェが「ところで一日よ、態々生け捕りにしたのだ。何か考えがあるのか?」と聞くと一日は「ええ、彼等は先頭訓練を受けている存在、処分してしまうには惜しいですから。それに技術の方も解析や流用が進めばこちらで使用、及び発展にも使えるでしょう。ヒリズ先輩、お願い出来ますか?」と言い、ヒリズが「何故僕に?」と困惑して聞くと一日は「この技術は元々この世界にあった技術、この世界の出身であるヒリズ先輩であれば全く接点がない私たちがやるより早いのではないかと思って」と返答し、ヒリズは「分かった、やってみるよ」と即答する。すると一日は「お願いします。急ぎはしませんから」と付け足す。
神消は「でも、結局彼等には逃げられてしまいましたね・・・」と言うとヒリズは「ああ、彼処で決着をつけられればよかったんだけど・・・」と続けるが一日は「そんな気を落とすことじゃありませんよ。奴等の逃げた場所は分かっていますから」と告げ、ヒリズが「どうやって?」と聞くと一日は「各地の状況を探る為に上空から網を張っておいたんですけど、その網で彼等を追えたんですよ」と言う。
神消が「奴等はどこに逃げ込んだの?」と聞くと一日は「ここですね。リベリオン・フォートレス」といって手元に広げたこの世界の地図を指差す。ヒリズが「ここはレジスタンスの最大拠点・・・」と言うと一日「へえ、そうなんですか・・・道理でシオンがあの連絡を寄越してくるはずです」と言う




