陥落する反抗
ロザリーのその言葉にレジスタンスメンバーも「りょ、了解・・・」と不本意だが頷き、ロザリー達はその場を後にしていく。それをみた魔王軍兵士が「追わないのですか?ヒリズ様」と聞くとヒリズは「ああ、ここで奴等を泳がせるのが一日の狙いだからな」と言うが兵士は「そうですか・・・」と不思議そうな声を挙げる。ヒリズが「?どうかしたのか?」と聞くと兵士は「いえ、何か・・・ヒリズ様から感じる何かが以前と違うと・・・」と言い、ヒリズが「何かって・・・」とさらに聞くと兵士は「以前のヒリズ様であればあの女がいたときは命令違反をしてでも固執していたではありませんか。それが今回はあっさりと・・・」と言う。それをきいたヒリズは「確かにな、僕自身、それは不思議に思っている」と言い、更に「兵士にも気付かれるほどに影響が出ている・・・何なんだろう?彼女と・・・一日と出会ってから感じっている変化は・・・」と思うのであった。
その頃、各地のレジスタンス拠点も魔王軍の電撃作戦によって瞬く間に陥落していた。とある場所ではシオンが「あっけないなあ~別世界の戦力と言ってもこんなものなの?」と言い、又別の場所では言葉が「こっちの制圧は完了しました。今からヒリズさんの部隊に・・・」と言い、又別の場所では回帰が「これ程までにスムーズにいくとはね」と呟いていた。
一方、辛うじて逃れることができたロザリー達はレジスタンスの最大拠点、リベリオン・フォートレスに逃れていた。レジスタンスメンバーの一人が「せっかくロザリーさん達が帰還してこれから反抗作戦を始められると思ったのに・・・こんな事に・・・」と言うと別のメンバーは「各地のレジスタンスも次々に制圧されています・・・特にこちらが戦力を集めていた場所ほど重点的に・・・」と言い、また別のメンバーは「通信回線も押さえられ、ここに逃れてきたメンバー以外のレジスタンスはほぼ全滅です・・・」と言う。ロザリーが「そう・・・」とか細げに言うと聖は何か考え込み、他のメンバーも重く苦しい顔を見せる。
少しの沈黙の後、希有が「やっぱり・・・可笑しいです!!」と言い、望が「何が可笑しいの?」と聞くと希有は「私達がこの世界を訪れ、更にレジスタンスの拠点に案内された直後にこれだけの大規模な襲撃が起きるなんて・・・」と言い、聖は「私も同意見です。更にロザリーと因縁があるヒリズがダイレクトにここを狙ってきたと言うのも疑問が残ります」と言い、チュアリが「つまり、奴等は少なくともロザリーがここにいるという事を分かった上で仕掛けてきた・・・そういう事ですか?」と聞くと聖は「そういうことになるがそうなると問題は・・・」と言い、ロザリーは「どこからその情報が漏れたのか・・・よね」と言う。




