宣戦布告
秋月父が「そうでしょうね・・・でも、どうしてあんな事に・・・」と言うとロザリーは「あの時の彼の目は明らかに親を見る目ではありませんでした・・・これは推測ですが、恐らく彼は何らかの精神制御を受け、母親を憎むべき敵と認識しているのではないかと思われます」と言い、秋月母が「精神・・・だとすると命君のお母さんに精神攻撃を仕掛けたあの少女が・・・」と言うと聖は「可能性は高いでしょうね。彼女は命君の同級生でもあるのですから」と言う。
少しの沈黙の後、秋月母が「あの少女は一体何者なのでしょう・・・嘗て世革だと言ったり、それに・・・」と言うと聖は「・・・もしかしたら、その発言は一部は正しいのかもしれません」と言い、秋月父が「どういう事です?」と聞くと聖は「フリーチェは侵攻先の世界を決めた後、現地の協力者を得る為に現地の住民に自身の力を注ぐのです。そしてその力を受けた存在は善の面と悪の面が分離し、善の面はそれまでの身体で、悪の面は新たな身体を得て活動するのです。そして、その力を受けた影響で魔法の様な力が使える様になります」と言い、秋月母が「つまり、あの少女は世革から分離した存在だと?」と聞くと聖は「可能性としては考えられます。ですがそうだとすると世革さんが今どこにいるのか・・・」と言う。
秋月父が「どこかに隠れているという事ですか?」と聞くとチュアリは「いえ、先程聖も申し上げたよう善の面と悪の面が分離した以上、善の面は悪の面を止める為に行動する傾向があるんです。もし仮に今回それが当てはまらないとしても何らかの行動を起こしていてもいい筈・・・少なくとも家族に連絡は入れるでしょう。それすらも無いという事は、何かイレギュラーな事が起こっている可能性が高いです」と言う。
その時、つけっぱなしになっていたテレビから「臨時ニュースです。先程韓国が日本に向けて突然宣戦布告をしてきました」と言う情報が流れてくる。その話を聞いた秋月母が「韓国が宣戦布告!?そんな・・・どうしていきなり・・・」と言う。ニュースは淡々と「既に韓国空軍が長崎県に向けて進行してきているとの情報が入ってきています。皆さんは落ち着いて避難して下さい!!では中継です。」と告げ、映像が長崎に変わる。するとそこには韓国空軍を遠方に捕えたカメラ映像が映し出されていた。
映像を見た秋月父が「これは・・・」と言うと映像の韓国空軍はミサイルを発射してくる。だがその時、カメラの中継映像に一日や命が写る。それをみた秋月母が「あの子達!?」と言うとテレサは「何をする気だ?」と言う。
中継先のカメラマンが「どうしてこんな所に居るの?危ないから・・・」と命や一日に言うと命は「危ないから対処するんですよ」と言い、手元のライフル銃に手をかけ、それでミサイルを狙い撃って破壊していく。一日が「命君、ミサイルの破片も陸地に上げる訳には行かないわよ!!何としても海上で撃ち落として!!」と言うと命は「分かってるよ、一日ちゃん」と言う。そして二人はライフルでミサイルを撃ち落としていき、ミサイルの残弾が尽きたのか韓国空軍は引き返していく。
カメラマンが「君達は一体・・・」と言うと命は「この国との交流を決めたフリーチェ様の世界の住民ですよ。この位の危機は僕達の世界では何度も経験していますからどうと言う事はありません」と言い、一日は「被害が出なくて何よりです」と言う。




