堕ちていく人
秋月母が血を流し、その場に倒れ込むと命の母は「秋月さん!!」と言って彼女の元に駆け寄る。秋月母が「ううっ・・・」と言うとチュアリは「まだ意識はある!!彼女を早くこっちに!!」と目の前に飛び出しながら言い、命の母と未末は秋月母の腕を肩に乗せて屋上入り口まで運ぶ。その光景を見た一日は「滴る血液、挙がる苦悶、最高だわ!!」と高笑いしながら口に出す。
秋月父が「お前は一体何者だ!!少なくとも・・・」と言いかけると一日は「少なくとも世革がこんな事をする筈が無い?そう言いたいんですか?確かに今の私は霜月一日、でも私は嘗て、秋月世革と言う人物だった。これは紛れもない事実なんですよ!!」と言い、聖が「そのしゃべり方・・・やはり君はこの世界でフリーチェに初めて接触した人間なのか?」と聞くと一日は「ええ、私はフリーチェ様にこの世界で初めて接触した人間よ。貴方達は私や命の後を付けてきていたストーカーだという事は既に分かっているわよ。そして、フリーチェ様達の敵であるという事もね」と言う。
命の母が「命・・・そうよ、命はどこにいるの!!知っているんでしょう!!」と強い言葉で言うと一日は「あわてなくてもそこにいるわよ。皆、出ておいで」と軽い口調で言う。すると観覧車の扉が開き、そこから子供達が次々と降りてくる。その先頭に居たのは命であった。
命の母が「命・・・」と微かな笑顔を浮かべると命も微かな笑顔を浮かべる。だが命の母が命の元に行こうとしたその時、命は「・・・消えろ!!」と言う声と共に手に拳銃を構え、母に向かって発砲する。テレサは「危ねえ!!」と言って命の母を突き飛ばしながら床に垂れ込んで銃弾を躱し、命が更なる発砲をしてくると「ライフ・シールド!!」と言って光の壁を目の前に出現させて銃弾を防ぐ。
未末が「命君!!この人は貴方のお母さんなんでしょう!!どうして・・・」と呼びかけると命は「確かにその女は血縁上は親って事になってる。でも今の僕にとっては只の、只の憎むべき敵だからさ!!」と言うと発砲を続ける。
ロザリーは「あの目・・・それに今の言葉・・・彼は憎しみに支配されているわ。それに他の子供達も行方不明になっている子供達ばかりよ」と言い、その言葉を聞いた命の母の同志達もざわつき始める。
一日は「そういえば貴方、命に随分酷い事をしてたのよね。そんな人には天誅を下さないと!!」と言うと命の母の下に赤い液状を出現させ、それでテレサを跳ね飛ばすとその液状で命の母を包み込み、それが終わるとその液状を消滅させる。すると命の母は「あ・・・ああ・・・ああああぁっ!!」と頭を抱えて苦しみだす。




