その狙いは・・・
聖の案内で取り合えず身を隠すことにした秋月家と命の母達だが、その顔は落ち込みが支配していた。命の母が「命・・・せっかく見つけられたのに・・・」と言うと秋月母は「ええ・・」と続け、未末が「お兄ちゃんの偽者が現れたってことは、お兄ちゃんは・・・」と言うと聖は「現状では未だ何とも言えませんね・・・今は皆さんここにいて気持ちを落ち着かせてください」と言って部屋の外に出、そこにいた他のメンバーと会話する。
ロザリーが「それにしても気になるわね・・・」と言うとテレサが「ああ、命君の後を付けていたら突然走りだし、その先に探し人の偽者がいた。此は偶然にしては出来すぎてる。だがこれ迄の奴等の動きから見てこの世界で動いているのは相当な策士と考えていい。そんな奴がこんな安易な失策を投じるだろうか?俺でも此の位の疑問は分かる」と続け、チュアリが「考えられるのは、これ自体が何かの布石か・・・兎に角、日本を占領かに置かれた事も踏まえると敵の策を防いだとは考えない方がいいかも知れませんね」と言うと聖は「ああ、それについに奴等の戦力も動き出した。この点も警戒が必要だろう」と言う。
その頃、その命は一日達と会話をしていた。シオンが「そう、じゃ上手く撒いたんだね。」と言うと命は「うん。やっぱり思った通りだった」と返答し、一日が「これで、日本に置ける障害は絞り込めたわね」と言うと言葉は「例の事件の直接の関係者ですね」と言い、一日は「ええ、彼らは今の世界においてなお、共通の目的があるが故に繋がっている。そしてその繋がりはそう簡単には切れないでしょうね」と言う。木の葉が「しかし、であるなら何故、あの様な陳腐なイミテーションを送り込んだのですか?」と聞くとシオンは「陳腐なって、木の葉・・・」と諭し、木の葉が「失礼、言葉が過ぎました」と謝意を述べるが一日は「構わないわ。私自身、あのイミテーションは陳腐な物だと思っていたから。予想以上にあっさりと見破られたもの。でもね、一度フェイクを具材にしておくと・・・」と言う。言葉が「具材・・・?」と聞くと一日は「ねえ、人間が一番絶望を感じる時って何時だと思う?」と聞き、命が「其は簡単ですよ・・・あっ(察し)」といい、一日は「そういう事。そろそろ例の法案も通る頃だし、次の一手を考えておかないとね」と言う。
一方、秋月家と命の母達は落ち着きを取り戻し、聖達と向かい合って今後の事について話し合っていた。




