発見、そして出会い。
母が「世革・・・生きていたのね・・・」と言うと父は「ああ、だが何故こんな映像に?それにここは・・・」と続け、未末は「そんな事今はどうだっていいよ。とにかく生きて居てくれたんだから。場所は・・・最寄駅から三つ先の駅ね」と言う。
父が「そうだな、これで希望が見えた」と言うと母は「聖さん達にも連絡した方がいいのかしら?」と続け、父は「そうだな。聖さん達は世革の捜索にも協力してくれている。情報は提供するべきだろう」と言い、未末は「うん、だからもうしておいたよ」と言う。
未末からの連絡を受けたロザリーは「秋月家の御長男がインタビュー映像に写っていた・・・か。本来であれば喜ばしい話の筈なのに・・・」と良い、聖も「ああ、どこか釈然としない部分がある」と言う。テレサが「確かにな、だがどうするんだ?」と聞くと聖は「現時点では他に奴等に迫る手掛かりはない。となれば世革さんを探し、彼等と接触したのか否かを知るのが得策だろう。仮に接触していないのだとしても秋月さん達には朗報となるのだから」と言う。チュアリは「そうね。そうしましょう」と言う。そして一行は極秘裏に日本に戻り、秋月家と共にインタビュー映像が収録された駅付近で情報を集めようとするが、怪事件の影響から些細な情報すらも中々得る事が出来ない。チュアリが「駄目ね・・・皆さん疑心暗鬼になってる。中々情報が得られないわ」と言うと母は「こちらもです。それに、他にも行方不明になっている子供を探している人も居ました」と言い、ロザリーが「行方不明?例の三つめの事件で?」と聞くと母は「ええ、その三つめの事件で行方不明になっている子供は二つ目の事件の加害者の他、家族と衝突して衝動的に飛び出してしまったり、或いは部屋に閉じこもってしまった子供ばかりが含まれています」と言う。するとロザリーが「一寸待って?どうして閉じこもってしまった子が行方不明になっているの?」と聞き、父は「窓の鍵が開いていたのでそこから外に出たというのが定説になっていますが・・・」と返答するがロザリーは「子供が窓から・・・?でも一階ならともかく、二階以上になると子供と言ってもそれなりの年齢が無ければ不可能よね・・・」と内心で何かを考えるのであった。
そこに「あの・・・」と言う力無い声と共にとある女性が声をかけてくる。母が「はい?」と聞くとその女性は「この子を知りませんか?」と言う声と共に写真を見せる。未末は「この子ですか?申し訳・・・」と言いかけるがその写真を見た聖は「この子は!!」と言う。そこに写っていたのは命であった。女性が「知っているのですか?」と聞くと聖は「ええ、この前私達の居住している街の小学校に通っているのを目撃しました。」と言う。女性が「小学校に!?本当ですか!?」と聞くとロザリーは「ええ、間違いありません」と言う。




