会談、その結末は・・・
そして会場を現状で事件が最も多いアメリカで且つ、外部からの侵入者が容易に出入り出来ないホワイトハウスにする事で合意した一行はフリーチェがどの様な形でそれを知るのかを考えつつ、合意した日を待つのであった。
そして会談の前日、再びフリーチェが空に姿を現し「会談の会場と日時が決定した事、大変嬉しく思います。そしてその結果ですが、是非世界中の皆さん二同時に知ってもらいたいので会場に皆さんの世界の報道機関を立ち入らせて下さい。本来であればこの様なお願いは不遜なのですが、どうか御健闘頂けますと幸いです」と告げる。
これを見たロザリーが「報道機関の立入を認めるって・・・どういう事なの?世界中に生中継する・・・その目的は・・・」と言うと聖は「読めないな・・・今回の奴等の動きは兎に角読めない。何を目論んでいる・・・だが現状では敢えて敵の手に乗るしかない」と言う。
そして会談当日、全世界に向けて発信される会談時間になると会場の扉を開けてフリーチェが中に入って来る。その姿を見た韓国大統領が「おや・・・空の映像と随分雰囲気が違うようですが・・・」と言うとフリーチェは「あれはあくまで映像に過ぎません。それに姿かたちが近い方が色々と話しやすいでしょう」と言い、アメリカ大統領が「それは・・・そうですね・・・」とどこかまどろんだ返答をする。そして会談が始まり、フリーチェが「まず、この世界の世情がどうなっているのか、それをお聞きしたいのですが・・・」と言うと中国国家主席は「そうですね、まず現状は・・・」と言うと問題の事件が起きるまでの世界について説明する。この様子を別室でモニターしていたチュアリは「今の所例の事件に関わる話は出て居ないわね。奴等を牽制する為に隠してあるけど、それが何時まで持つか・・・」と言い、テレサは「ああ、だからその前に連中の目論見を暴く必要があるんだ」と言う。
フリーチェが「そうですか、問題が山積みなんですね。ですがそんな世界だからこそ、より交流をしていきたいと思います。」と言うと日本首相は「有難う御座います」と返答する。別室の聖が「会話を引き延ばす種もそろそろ尽きてきている・・・仕方無い、危険だが例の事件の話を持ちかけてもらうしかない」と言うとそれを合図にしたかのように議題は例の三つの事件になる。アメリカ大統領が「この様な事件も起こっています・・・」と言うとフリーチェは「そうなのですか・・・その発生源に心当たりは?」と聞くがその後韓国大統領が「それが分かれば苦労はしませんよ。全く、そんな時期なのに・・・それに他の国でも起こっているのですからどこかの国の諜報機関の陰謀何て話も・・・」と言うがその直後会場の出席者、そして聖たちの顔色が変わる。ロザリーが「どういう事!?そこまで言う予定は・・・」と言うと聖は「ロザリー!!今直ぐにここから奴等の魔力を感知出来ないか?」と言い、ロザリーは「やってみる!!」と言って何かをするが全く変化がない。一方、会場は韓国大統領の発言が切っ掛けとなって論争を始め、日本首相を除く全ての出席者が口論状態になり、更に殴り合いにまで発展してしまう。
日本首相が「み、皆さん、落ち着いて・・・!!」と言うと中国国家主席は「五月蠅い!!彼等と交流する資格は私達だけにある!!」と言い、他の首相も激しい口論の中で自分達の利益を口に出し始める。この光景を見た聖が「まさか・・・このタイミングで例の事件が起きるとは・・・否、起こされるとは・・・」と言うとチュアリは「不味いよ聖!!この会談は全世界に同時に中継されてる!!これを見たら・・・!!」と言う。テレサが「ああ、おまけに会場のカメラマンも同じようになってやがる。このままじゃ止められねえぞ!!」と言う。聖が「止むを得ない・・・私達が直接・・・」と言って会場に乗り込もうとしたその時、フリーチェが「これが例の事件の現象ですか・・・分かりました。私達も事件解決に協力しましょう。ですがこの状態では全面的な交流は不可能ですね。まずは貴方の国と交流し、完治の糸口を探らせて頂きましょう」と言って日本首相と目を合わせる。




